J2最新版「推定市場価格ランキング」トップ30! 最多9人を送り込んだのは…

2019年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

前線の新助っ人たちが続々と参戦

第2次ネルシーニョ政権下でどんなチームに仕上がっていくのか。柏は1年でのJ1復帰を目ざす。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』が日々、独自の算出方法で換算しているのが「推定市場価格」だ。いわば選手個々の"市場価値"で、過去の実績や移籍金、年齢などさまざまなデータが考慮され、弾き出される。いまやその対象はワールドワイドで、日本もJ1はもちろん、J2、J3、JFLの選手まで網羅されているほどだ。

 今回は昨日のJ1リーグに続き、J2リーグに焦点を当ててランキング化してみた。

 トップ30(該当者は33名)に最多9人を送り込んだのが、2019年シーズンの昇格筆頭候補と目される柏レイソルだ。日本代表の伊東純也、鈴木大輔らはオフに新天地を求めたが、この冬は積極補強を展開して、昨季にJ1を戦ったスカッドと遜色ないタレント力を備えるに至った。

 堂々1位に輝いたのはクリスティアーノで、評価額は200万ユーロ(約2億6000万円)。これはJ1でも13位タイに相当する数値だ。圧倒的な局面打開力とパワフルショットを持つブラジル人アタッカーが、今季も攻撃陣を牽引する。そのほか上位10傑に中村航輔、江坂任、小池龍太、ガブリエル、ヒシャルジソンと全6選手が食い込んでいる。第2次ネルシーニョ政権のもと、新生レイソルは攻撃力に磨きをかけて今季のJ2を席巻しそうだ。

 
 V・ファーレン長崎のイ・ジョンホ(2位)、ジェフ千葉のクレーベ(6位タイ)、さらには先日アビスパ福岡への入団が発表されたばかりのフェリックス・ミコルタ(18位タイ)など、今季から加わった新エースたちも幅を利かせている。Jリーグはルールを改訂し、外国籍選手枠が拡充された。J2の各クラブもチーム強化に資金を投下し、いまや4名以上の助っ人を抱えるクラブが少なくない。近年稀に見る底上げが敢行されたのだ。

 J1から降格の柏と長崎が高い総合力を示すなか、他のライバルたちも指揮官交代や戦力増強に打って出て充実の強化を進めた。まさに、先の読めない戦国模様。自動昇格&プレーオフ進出を含めた上位6位までの椅子を巡る争いは、昨季以上に熾烈を極めるだろう。

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