「とんでもないロケットだ!」衝撃の“塩谷弾”がアジアカップ・ベストゴール30で堂々2位!

2019年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

大迫の技ありショットも17位にエントリー

ウズベク戦で塩谷(右から3人目)が決めたスーパーミドル弾。大会が全日程を終えたいまも、やはり評価が高い。(C)AFC

 史上最多5度目のアジアカップ制覇を狙った日本代表の野望は、はかなくも決勝の舞台でついえた。カタール代表にふたつのゴラッソでリードを奪われ、終盤に南野拓実の一撃で1点差に詰め寄ったものの、VARによるPK判定で3点目を決められて万事休す。悔しい準優勝に終わった。

 あのファイナルから早や4日が経過したが、今回のアジアカップ2019を彩った"ベストゴール30"をセレクトしたのが、世界的ネットワーク『Fox Sports』アジア版だ。「今大会では実に51試合で130ゴールが生まれた。1試合で2.3点というまずまずのアベレージだ」とし、「独断と偏見で30ゴールをランキング化してみた」と、カウントダウン形式で発表している。

 日本代表の全13ゴールからは、ふたつのゴールがランクインした。

 まず17位に選ばれたのが、初戦のトルクメニスタン戦で大迫勇也が決めた同点ゴールだ。原口元気のパスを中央で受けて、相手DFに囲まれながらも鋭い反転からねじ込んだあのショットだ。同メディアは「オオサコはこの試合でより重要なゴール(逆転弾)も決めているが、鮮烈な印象をア与えたのはこちらのほうだ。圧倒的な個人技を発揮した」と称えている。

 そして堂々2位に食い込んだのが、グループリーグ第3戦のウズベキスタンで飛び出したスーパーショットである。1-1で迎えた58分、ペナルティーアーク付近にこぼれた球を、豪快に左足でインパクトしたのが塩谷司だった。唸りを上げて敵ゴールネットに突き刺さった衝撃弾が決勝点となり、日本のグループ1位突破を確定させた。『Fox Sports Asia』は「アル・アインのスターが決めたのは、言うなれば"とんでもないロケット"だ」と表現し、「相手ディフェンスのお粗末なクリアに対して、シオタニはなんら迷うことなく引き金を引いた。ゴールに向かって一直線に進む、阻止不可能なストライクだった」と評している。

 
 ちなみに、1位に選ばれたのは中国代表のウー・レイがフィリピン戦で挙げた甘美なループショット。北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンの一撃が4位に入り、トルクメニスタン代表MFアルスラン・アマノフが日本戦で蹴り込んだ強力ミドルが5位、ウズベキスタン代表のFWエルドール・ショムロドフが槙野智章と三浦弦太を手玉に取って決めたゴールが、10位に食い込んでいる。

 ただ──。日本との決勝でカタール代表のFWアルモエズ・アリが魅せたバイシクル弾、さらにMFアブデルアジズ・ハティムが世界を驚かせた左足ミドル弾は、ともにまさかの選外となった。やや「???」なランキングとなっているのも確かだ。
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