地元紙が「残留確定は8選手のみ」と報道! 浮上しきれないインテル、夏に大改革か?

2019年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

シーズン終了までの戦いが“テスト”に。

ガゼッタ紙が「残留」と予想したのは、このイカルディなど8選手のみ。(C)Getty Images

 ルチアーノ・スパレッティ監督率いるインテルが、シーズン後半戦の立ち上がりから苦しんでいる。サッスオーロと引き分け、1月27日のセリエA21節ではトリノに敵地で敗れた。

 今シーズンはチャンピオンズ・リーグ(CL)に復活を遂げ、グループステージ敗退に終わったものの、一時は決勝トーナメント進出に迫るなど健闘した。セリエAでも3位につけ、来シーズンのCL出場圏内につけている。5位ローマとは勝点6差だ。

 だが、開幕当初は王者ユベントスからの覇権奪還を期待する声もあっただけに、落胆するサポーターや関係者も少なくない。スティーブン・チャン会長を筆頭とするインテル首脳陣は、1月28日にスパレッティ監督も同席させてディナーミーティングを行なった。

 これを受け、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、シーズン終了までの戦いがインテルの全員にとって"テスト"になると報じている。

 同紙によれば、来シーズンもインテルに残ることが確実なのは、サミール・ハンダノビッチ、クワドォー・アサモア、ステファン・デ・フライ、ミラン・シュクリニアル、マウロ・イカルディ、ラウタロ・マルティネス、マッテオ・ポリターノ、・マルセロ・ブロゾビッチの8選手のみだという。
 
 一方で、退団と予想されたのは、冬のマーケットでの去就も注目されているミランダやイバン・ペリシッチをはじめ、トンマーゾ・ベルニ、ダニエレ・パデッリ、アンドレア・ラノッキア、シメ・ヴルサリコ、ボルハ・バレロ、アントニオ・カンドレーバ、ジョアン・マリオ、マティアス・ベシーノ、ロベルト・ガリアルディーニと、11人にものぼっている。

 続投はタイトルを獲得できた場合のみと言われているスパレッティ監督や、期待に応えられていないラジャ・ナインゴラン、買い取り金額が高額なケイタ・バルデ・ディアオ、ダウベルトとダニーロ・ダンブロージオの両SB、買い取りオプションつきレンタル移籍で加入したばかりのセドリク・ソアレスは、「不透明」のカテゴリーに分類された。

 2010年にジョゼ・モウリーニョの下で3冠を達成し、翌年にコッパ・イタリアを制して以降、インテルはタイトルから遠ざかっている。クラブのオーナーになって2年半、名門復活を目指す『蘇寧グループ』は、夏に大改革へと踏み切るのだろうか。
 
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