「彼、本当に35歳?」 長谷部誠のフライブルク戦でのパフォーマンスにドイツ紙が脱帽!

2019年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マコトはワインのようだ」

スイス代表のMFジェルソン・フェルナンデスに指示を与える長谷部。フランクフルトでは見慣れた光景だ。 (C) Getty Images

 現地時間1月19日、ウインタープレイクが明けたブンデスリーガは第18節が行なわれ、フランクフルトはホームでフライブルクに3-1で勝利。5位に浮上し、4位のRBライプツィヒにも勝点差1に迫った。

 チームの快進撃を支えているのは、現在、リーグ得点ランキングトップのルカ・ヨビッチ(16試合13ゴール)やセバスティアン・アレ(18試合10ゴール)ら好調な攻撃陣だけでなく、リベロとして最終ラインでチームを統率する長谷部誠の存在も欠かせない。

 今シーズンから監督に就任したアディ・ヒュッターは、ロシア・ワールドカップから戻った長谷部にポジションを用意していなかったが、35歳の日本人は、ボランチではなく、リベロとして早々に信頼を勝ち取った。今や、ピッチ内の"監督"として、ヒュッター監督に「マコト抜きにウチの試合は成立しない」と言わしめるほどだ。

 ウインターブレーク中の合宿でもその信頼は変わらず、リーグ再開後の初戦でも、長谷部の名前はCBの中央にあった。ヒュッター監督は、合宿中に受けたドイツのサッカー専門誌『kicker』のインタビューで、「マコトはワインのようだ。年月を重ねるごとに熟成し、良くなる」と絶賛している。

 そして、フライブルク戦での長谷部のパフォーマンスに脱帽しているのが、ドイツ紙の『Bild』だ。同紙は、この試合で2点目を決めたアンテ・レビッチ、ドルトムントからレンタルで獲得したセバスティアン・ロデ、そして長谷部にチーム最高の「2」を付けた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

「彼は、本当に35歳になったのか? ルーカス・ヘーラーに対するセンセーショナルな防御を見せ、守備で主権を握った。ボールに対する最も優れたアクションを見せていたのは、長谷部だった」

 18日に35歳になったばかりの元日本代表の主将は、ドイツで着々と信頼を積み上げ、今なお成長を続けているようだ。

 長谷部とともに、最高の後半戦スタートを切ったフランクフルトは次節、27日にアウェーで大迫勇也所属のブレーメンと対戦する。
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