【アジア杯】辛勝で得た課題と手応え。槙野智章は「自分たちが前に進むためには大事な一戦」と振り返る

2019年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全員でやり遂げようと」

吉田とコンビを組んでフル出場を果たした槙野。“急造ボランチ”冨安との連係には「本当によくやったと思う」と労いも。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 アジアカップのグループF第1戦が現地1月9日に行なわれた。日本代表はトルクメニスタン代表と対戦し、3-2と1点差で辛くも勝利を収めている。

 やはりアジアカップの初戦は簡単ではなかった。トルクメニスタンに先制され、1点リードされた状態でのハーフタイム。ロッカールームでは森保一監督からのゲキも飛んだようだ。CBで吉田麻也とコンビを組んでフル出場を果たした槙野智章は、試合後に「そこまで"喝"という感じではないけれど、厳しい口調での指示はありました」と認めた。

「いろんな選手が集まって、コンディションにもバラつきがあるなか、よく戦ったと思います。とても暑くてしんどい環境で、しっかりと勝って、勝点3をとれたことも良かった。修正点は山ほど、課題もたくさんありますが、自分たちが前に進むためには大事な一戦、いいきっかけになる試合だったと思います」

 初戦の前夜には、選手たちでミーティングを行なったという。ロシア・ワールドカップでも設けられた場と同様、選手がひとり残らず言葉を発し、お互いの気持ちをぶつけ合った。

「アジア大会を経験したことのある人たちから、この大会の難しさとか、大会にかける思いを話して、若い選手からも意見を言ってもらった。ロシア・ワールドカップを経験した選手たちからは、試合に出るメンバーだけじゃ勝てない、という話も出ました。試合に出るメンバー、少ししか出ないメンバー、出ないメンバーもそれぞれいるけれど、皆で力を合わせないと勝てない。全員で、最後までやり遂げようと」

 森保ジャパンの目標は2大会ぶり5度目の優勝だ。その目標を叶えるため、選手たちの気持ちは一丸となっている。

 第2戦は13日に行なわれるオマーン戦だ。「直すべきところは直して、この環境でやっていくだけの戦い方、バリエーションを探さないといけない」と語る槙野の視線は、待ち受ける次なる戦いに向いている。

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