今年はFCバルセロナとACミランのジュニアが来日。『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』が開幕した

2014年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jクラブのジュニアチームに加え“街クラブ”の参戦も

大会前日に行なわれた記者会見では来日チームの監督が出席し、その意気込みを語っていた。左からアシオップ・アパチンティのトゥメナ・イェレン監督、ミランのルカ・モリン監督、特別協賛の大和ライフネクスト株式会社・渡邉好則代表取締役社長、バルセロナのマルセル・サンス監督、東京ヴェルディジュニアの松尾洋監督 (C) SOCCER DIGEST

『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』が今年も開催される。

 昨年は、久保健英選手擁するFCバルセロナが来日するということで大きく注目を浴びた同大会。今年も、Jクラブの下部組織をはじめとするU-12の日本の強豪チームと海外の強豪チームが対戦するという構図はそのままに、新たな魅力も加わって、8月28日から30日までがヴェルディグラウンドで(予選リーグと準々決勝)、31日の準決勝と3位決定戦、決勝が味の素フィールド西が丘で行なわれる。

 参加チームは、今年の全日本少年サッカー大会で優勝したセレッソ大阪、準優勝の柏レイソルをはじめとするJクラブのU-12チームが合計で9チーム。さらに今年から設けられた「街クラブ枠」で、やはり全小ベスト4のレジスタ(埼玉)に、諏訪FC(長野)、AG香我美(高知)といった各地の強豪も参戦することに。これに東京都の選抜チームであるU-12 東京も加えた4チームの選手にとっては、Jクラブの選手たち以上に、世界を感じられるまたとないチャンスとなりそうだ。

 そして海外からは、昨年に続き2回目となるFCバルセロナ、初参加のACミランと世界でも屈指のアカデミー組織を持つ2クラブが来日。昨年同様に、詰めかけた観衆をうならせるこの世代で世界最強クラスのジュニア選手が展開するサッカーに、今年も注目が集まりそうだ。バルセロナのマルセル・サンス監督は、「私たちは私たちのサッカーで優勝を目指します。また皆さんを魅了したい」と、記者会見でその意気込みを語っている。

 さらに今年は、アジアからインドネシアの強豪アシオップ・アパチンティも大会に参加する。サッカーへの熱狂度は非常に高く、今後の躍進が期待されるインドネシアのサッカーだが、そのジュニアチームの実力がどんなものなのか、こちらも非常に興味をそそられる。

「選手たちがこの大会でしか経験できないことを持ち帰り、成長することを期待しています。いつもとは違った環境の中で、実力を発揮できるか見ていきたい」とは、ミランのルカ・モリン監督の言葉だが、これは全ての参加チームにも言えること。勝敗だけでなく、いつもとは違った環境、対戦相手との試合で、日本の、そして世界のU-12世代の選手たちが見せてくれるサッカーに、大いに期待しよう。特に同世代のジュニアたちが試合を見るだけでも大きな刺激となるはず。観覧は無料だから、夏休み最後のイベントとして観戦してみるのもいいだろう。
●詳しい日程や試合会場へのアクセス、結果などはこちらへ
http://u12-juniorsoccer-wc.com/2014/
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