1位はコウチーニョ、4位には現役Jリーガーが! これが冬限定の「移籍金ランキング」トップ10だ

2019年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

2019年、「冬の新記録」は生まれるのか。

冬の移籍金トップは1年前にリバプールからバルセロナに入団したコウチーニョ。(C)Getty Images

 年が変わり、欧州フットボールシーンでは、冬の移籍マーケットがオープンした。主要リーグの多くはその期間を1月31日までとしており、その間、選手の移籍が可能になる。当初18日までと発表していたセリエAも、のちに締め切りを31日までに修正している。

 後半戦で巻き返しを図りたいクラブや、主力に故障者が続出しているクラブにとって、冬の移籍は戦力を整える絶好のチャンス。ただ同時に、シーズン途中での選手獲得にはリスクも伴う。実際に試合をこなしながら新戦力をチームにフィットさせなければならず、すべてにおいて"ぶっつけ本番"に近い状況になるからだ。

 夏の移籍市場に比べて、移籍金の額が総じて低いのはそのためで、各クラブともよほどの事情がなければ、大金を投じたがらないのが実情だ。

 ただし1年前、その"常識"を破ったのがバルセロナだ。固定額1億2000万ユーロ+ボーナス4000万ユーロの計1億6000万ユーロ(約208億円)というクラブ史上最高額の移籍金を投じて、リバプールからフィリッペ・コウチーニョを獲得している。

 これはもちろん、冬の移籍マーケット史上でも最高。ただ数年前まで、冬史上最高額で移籍した選手は、現在サガン鳥栖に所属するフェルナンド・トーレスだった。2011年1月、リバプールからチェルシーに5850万ユーロ(約76億500万円)で移籍している。

 この大記録は、当時チェルシーに所属していたブラジル代表MFのオスカールが、中国の上海上港に6000万ユーロ(約78億円)で引き抜かれた2017年1月に破られた。
 
 以下は、冬の市場における移籍金ランキングのトップ10となるが、はたしてこの冬、ここに食い込んでくる選手はいるのか。レアル・マドリーからの退団が噂されるイスコあたりには大いに可能性がありそうだ。

1位:フィリッペ・コウチーニョ(2018年1月)
1億6000万ユーロ(約208億円)
リバプール→バルセロナ

2位:フィルジル・ファン・ダイク(2018年1月)
7880万ユーロ(約102億円)
サウサンプトン→リバプール

3位:オスカール(2017年1月)
6000万ユーロ(約78億円)
チェルシー→上海上港

4位:フェルナンド・トーレス(2011年1月)
5850万ユーロ(約76億500万円)
リバプール→チェルシー

5位:エディン・ゼコ(2011年1月)
3700万ユーロ(約48億1000万円)
ヴォルフスブルク→マンチェスター・シティ

6位:クラース=ヤン・フンテラール(2009年1月)
2700万ユーロ(約35億1000万円)
アヤックス→レアル・マドリー

7位:クラレンス・セードルフ(2000年1月)
2401万ユーロ(約31億2000万円)
レアル・マドリー→インテル

8位:ティエリ・アンリ(1999年1月)
1250万ユーロ(約16億2500万円)
モナコ→ユベントス

9位:ジョン・ハートソン(1999年1月)
1125万ユーロ(約14億6250万円)
ウェストハム→ウインブルドン

10位:セバスティアン・アブレウ(1998年1月)
1050万ユーロ(約13億6000万円)
サン・ロレンソ→デポルティボ
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