「俺の復帰を望まないヤツが大勢いる」 バロテッリがミラン・ファンに皮肉

2018年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この冬に動く予定はない」と明言。

ミランへの“望まれていない復帰”をみずから否定したバロテッリ。(C)Getty Images

 冬の移籍マーケットのオープンが近づく中で、ミランからの関心が注目されているのが、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属するズラタン・イブラヒモビッチだ。

 だがここに来て、ミランはイブラ獲得にブレーキをかけたとの報道が浮上している。37歳のベテランの加入により、売り出し中の若手FWパトリック・クトローネの出場機会が減ることになるからだ。一説には、アーセナルから引き抜いたイバン・ガジディスCEOがイブラ復帰に難色を示したとも言われている。

 とはいえ、今シーズン途中にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が4-3-3から4-4-2に基本布陣を変えたことで、ミランはいずれにしてもセンターフォワード不足が指摘されている。クトローネとゴンサロ・イグアインのふたりだけで、シーズン後半戦を戦い抜くのは厳しいからだ。

 そこで浮上したのが、イブラヒモビッチではなく、マリオ・バロテッリの復帰案。過去に二度在籍した経験を持つ"悪童"は、ミラニスタとしても知られている。しかし、なにかとお騒がせなバロテッリの復帰を望まないサポーターも少なくない。そのため、一部では獲得に反対する声が上がっている。
 
 これに反応したのが、バロテッリ本人だった。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、インスタグラムで「俺の復帰を望まない大勢のミラニスタがいることを知れたのは素晴らしいこと」と皮肉を交えつつ、ミランへの復帰を否定している。

「なにを言われても構わないさ。ある日は必要とされるけど、別の日になると違う。大事なのは、後悔しないことだ。いまのところ、俺は移籍をまったく予定してない」

「この投稿をしたのは、ミラニスタが俺に対して感謝せず、リスペクトしていないことを世間に分からせるためだ。いずれにしても、それらの人々のことを俺はずっと心にとどめておく」

 恩師のロベルト・マンチーニが就任したことで、一時はイタリア代表への復帰も果たしたバロテッリだが、その際もコンディション不足を激しく批判された。今シーズンはニースで無得点にとどまっているが、それでも"悪童"が口を閉ざすことはないようだ。
 
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