「アジア版の“銀河系”だ!」「経済効果は100億円」韓国紙がヴィッセル神戸の強化戦略に驚嘆の声!

2018年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「引退目前の大物選手に良い印象を与えている」

イニエスタとポドルスキはピッチ上で異彩を放ちつつ、プライベートでも日本での生活を心底楽しんでいる。SNSなどを通してそうした様子が逐次伝えられているのも、Jリーグのイメージアップに繋がっているのだ。(C)SOCCER DIGEST

 元スペイン代表FWダビド・ビジャの獲得を発表し、ヴィッセル神戸の名はふたたび世界中に打電された。

 ルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタに続く3人目のビッグネーム招聘により、いまや欧米におけるJリーグそのもののブランドイメージ向上にも寄与。来夏にアリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)やセスク・ファブレガス(チェルシー)といった名手が所属クラブとの契約満了を迎えるが、海外メディアはその新天地候補にかならずと言っていいほど「KOBE」の文字を躍らせている。

 そんななか、お隣り韓国のメディアもこの飛ぶ鳥を落とす勢いのJクラブを取り上げた。全国スポーツ紙の『スポーツソウル』で、「ヴィッセル神戸はアジア版のギャラクティコ(銀河系)だ」と銘打ち、特集記事を掲載。2000年代前半にジネディーヌ・ジダンやデイビッド・ベッカム、ロナウドらを擁して"ギャラクティコス(銀河系軍団)"と謳われたレアル・マドリーになぞらえ、その実像を以下のように紹介している。

「日本のヴィッセル神戸は欧州のトッププレーヤーをかき集めている。ポドルスキとイニエスアに続いて、今度はビジャという大物を釣り上げた。とりわけイニエスタ加入による効果は絶大で、レプリカユニホームと入場チケットの売り上げはものの見事に跳ね上がり、報道によると前年の10倍近い収益を上げているという」

 
 さらに今年6月、関西大学の宮本勝浩・名誉教授が推定値として算出した「イニエスタの経済効果」も引用。「神戸が含まれる関西地域で79億円、日本全国の効果で見ればおよそ100億円に達するというのだから驚きだ」と伝えている。

 そして神戸のフットボールそのものが娯楽性に満ちたものとなりつつあり、それが次なるターゲットとの交渉にも好影響を与えているとした。「引退目前の大物選手に良い印象を与えているのは間違いないだろう。セスクやロッベンといった選手たちがそうで、この冬にも欧州から新たな名手が加わるかもしれない」と予測し、「なぜならJリーグは来季から外国籍選手の出場枠を3から5へ増やす決定を下したからだ」と補足している。

参照元:スポーツソウル
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