「シーズンが終わるまでチェルシーで」 ミラン移籍が注目のセスク、冬は動かない?

2018年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミアリーグでのプレー時間はわずか48分。

プレミアリーグではいまだスタメンでの出場がないセスク。それでもシーズン終了までチェルシーに残るのか。この冬の動向に注目だ。(C)Getty Images

 各ポジションに負傷者が続出しているミランだが、その穴埋めとなる冬の補強がとくに注目されるのは、ルーカス・ビグリアにジャコモ・ボナベントゥーラと、主力ふたりが長期離脱中の中盤だ。

 ミランが関心を寄せているひとりが、チェルシーで出場機会を失っているセスク・ファブレガス。クラブとの契約が今シーズンいっぱいということもあり、1月の去就が取りざたされている。契約満了まで半年となり、来シーズンに向けて自由に他クラブと交渉できるだけになおさらだ。
 
 ただ、セスク自身はシーズン中の移籍に否定的だ。『ESPN』によると、11月29日のヨーロッパリーグ、PAOKとの試合後に、セスクは「だれとも話していないんだ」と明かした。

「もちろん、1月に(来シーズンに向けたプレ契約に)サインすることはできる。自分が望むチームとね。おそらく、そのことは多くのクラブを惹きつけるだろう。でも、いまのところ、僕に言える限りでは、シーズンが終わるまでここに残るはずだよ」

 出場機会に満足しているわけではない。それはセスクも認めている。だがそのうえで「僕はスタンフォード・ブリッジ(チェルシーの本拠地)でプレーしている。幸せだ。それがもっとも大事なことだよ。もちろん、だれだって選手ならもっとプレーしたいものだけどね」と続けた。

 12月はクリスマス期間の日程が過密になる。セスクは「12月は試合に出られるだろう。準備しているよ」と、チャンスが巡ってきた時のために備えたいと述べた。

「監督とも話をした。彼は僕に対してはっきりしてくれている。僕にとってはチャンスが来た時に準備できていることが重要なんだ」

 ここまでプレミアリーグで先発出場がなく、3試合に途中出場して、プレー時間はわずか48分というセスクだが、彼はそれでも、シーズンが終わるまでマウリツィオ・サッリ監督の下でプレーするのだろうか。
 
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