ガンバ宮本監督がホーム最終戦後に熱弁!! 破竹の9連勝を可能にした「3つの要因」は?

2018年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホーム最終戦後のスピーチで宮本監督が語ったことは?

チームを破竹の9連勝に導いた宮本監督。最終節でいよいよクラブ新記録となる10連勝に挑む。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ガンバ大阪が今季ホーム最終戦で、クラブタイ記録の9連勝を達成――。試合後、G大阪の宮本恒靖監督がその要因について熱く語っている。
 
 J1リーグは11月24日、各地で33節の9試合を開催。パナソニックスタジアム吹田では、G大阪対長崎の一戦が行なわれ、G大阪が18歳のルーキー中村敬斗のプロ初ゴールとなる決勝点で、2対1と勝利した。G大阪は21年ぶりにクラブタイ記録となる9連勝を飾った。

 試合後、ホーム最終戦のセレモニーでサポーターへの挨拶に臨んだ宮本監督は、「7月末に監督になってからいろいろ苦労もありましたけど、9連勝まで辿り着いた要因が3つほどあったと思います」と切り出した。

 ひとつめの要因に挙げたのが、「選手がしっかりとトレーニングをしたということ」だ。宮本監督が続ける。
「いろんな敗戦の分析をして、コーチングスタッフと話しながら、何が足りないのかと。激しいフィジカルトレーニングも選手は向き合ってやってくれたし、日々レベルの高い練習をしようと取り組んだ結果が、こういうピッチ上でのパフォーマンスにつながっていると思います」

 2つ目の要因としては「一体感」を挙げた。宮本監督が指揮官の座を引き継いだ時点では、降格圏にあえぐ状況だったチームだが、これを脱するにはやはりクラブに関わる人々の「一体感」が必要だったと、宮本監督は考えていたようだ。
「厳しい状況のなか、選手、スタッフ、クラブ、サポーターの皆さん、みんながひとつの方向を向いて戦ったから、こういう結果につながったと思います」
 
 そして最後に挙げたのが、「スタジアムの圧力」だ。宮本監督はこれに関して、広島の城福浩監督とのエピソードを挙げつつ、次のように説明した。
「これは広島の城福さんと話したことなんですが、(ホーム広島戦で)我々が1-0でリードした後に、(スタジアムの)圧を感じて何もできなかったとおっしゃっていまして。これはすごく大事なことで、もちろん我々はピッチでプレーしますけど、そういう後押しを受けて、我々は負けない試合、いつでも勝てるような試合をこのスタジアムでやっていきたいと思ってます」

 さらに宮本監督は来シーズンに向けて「我々はこのピッチでもっとレベルの高いことをやります。皆さんも同じように戦ってもらって、その圧力を作っていただきたいと思います」と、スタンドのサポーターに熱く呼び掛けた。

 また、G大阪は最終節、クラブ新記録となる10連勝を懸けて、敵地で柏と対戦する。宮本監督は「来週また試合があるので、頑張って勝ってシーズンを終わりたいと思います。ありがとうございました」と締めくくった。

【PHOTO】宮本監督神采配!21年ぶりのクラブタイ記録9連勝!
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