今年２月にアトレティコ・マドリーから大連一方に移籍したベルギー代表のヤニック・カラスコが、チームメイトだった中国人選手を練習中にケガさせてしまい、その治療費を支払うことを申し出ていたと明かした。

『ESPN』によると、カラスコは『Dalian Evening News』で「練習中のことで、衝突したことからちょっとした争いになってしまった。それで彼が鼻を負傷してしまったんだ」と、DFの晋鵬翔とトラブルがあったと話している。

「僕は、彼が良い選手であり、とても素晴らしい人だと思っている。謝罪したい。サッカーでは、練習も含めて、こういう不運な衝突が起こり得ることもあるからね。彼ができるだけ早く回復できるように願っている」
 

　さらに、カラスコは「いろいろな噂を耳にした。まずはっきりさせておきたいのは、僕は喜んで彼に治療費として１万ユーロ（約130万円）を払うつもりだった。でも、チームがうまく処理しなかったんだ」と続けている。

「彼はまだお金を受け取っていない。彼のほうが僕に多額の賠償金を請求したなんて噂もあるけれど、僕は本人と直接コンタクトを取っている。彼がそんなことを求めたことはないよ」

「彼はとても良い選手だ。できるだけ早く、良いかたちでこの問題が解決することを願っている。僕は来年もまた彼と一緒にプレーしたいと思っているよ」

　北京国安からのレンタルで大連一方に移籍していた晋鵬翔は、新シーズンもふたたびカラスコのチームメイトとしてプレーするのだろうか。