「キャプテンがチームを救った」「簡単に支配された」森保ジャパンとの一戦をベネズエラ・メディアはどう見た?

2018年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャプテンが救った」と土壇場の同点に歓喜

土壇場でゴールを決めて引き分けに持ち込んだベネズエラの面々は、比較的明るい表情の選手が目立った。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンは、発足後4連勝を飾ることはできなかった。

 11月16日、日本代表は大分銀行ドームでベネズエラ代表と対戦。1-1でドロー決着となった。

 試合前に渋滞に巻き込まれた影響で満足にアップが出来ないというアクシデントに見舞われたこともあって序盤は出足が鈍く、ベネズエラのパワフルな攻めに押し込まれた感もあった日本だったが、徐々に平静を取り戻すと、39分に、中島翔哉のFKから酒井宏樹の代表初ゴールで先制に成功する。

 しかし、追加点を挙げられなかった日本は、迎えた後半の81分に酒井がペナルティエリア内でファウルを犯して痛恨のPKを献上。これを難なく決められて1-1とされ、そのまま、タイムアップの瞬間を迎えた。

 では、海外メディアは、ベネズエラが終盤に追いついて敗戦を免れた一戦をどうのように捉えたのか? 素早くこの試合についての記事を出した地元紙『Meridiano』は、「キャプテンがビノ・ティント(赤ワインの意で、代表チームの愛称)を救った」とポジティブな見解を綴っている。

「我々のキャプテンは、味方がヒロキ・サカイに倒されて得たPKを決めて同点ゴールをもたらし、大分での試合を救った。リンコンは日本人に対して徹底的に勝負し続けていた」

 また、スペイン紙『Marca』のベネズエラ版は、「ショウヤ・ナカジマのフリーキックからヒロキ・サカイがボレーを炸裂させて先制した日本人には後半も試合を支配された」と、森保ジャパンの出来を称賛。

 そのなかで、「日本にやすやすとプレーされて支配はされたが、ラファエル・ドゥダメルのチームは後半の最後に試合の均衡を保つことに成功した」と、マッチサマリーを書き記した。

 惜しくも4連勝とはいかなかった日本代表だが、負けていないのも事実だ。ここはしっかりと切り替えて、20日に豊田で行なわれるキルギスとの年内最後の親善試合に臨みたいところだ。

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