シティに12差のユナイテッド、ダービー後のモウリーニョ発言には「大きな赤ん坊」との批判も

2018年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督を代えないかぎりシティとの差は縮まらない」

グアルディオラ監督(左)率いるシティに圧倒的な力の差を見せつけられたユナイテッドのモウリーニョ監督(右)は、ダービー前の日程の厳しさを言い訳に…。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは11月11日、マンチェスター・シティとのダービーで1-3と敗れた。8位に転落したユナイテッドは、早くも首位のシティに勝点12差をつけられている。

 ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、ダービーを迎えるまでの両チームの条件の違いを主張した。

 ユナイテッドが直前のチャンピオンズ・リーグで強豪ユベントスとのアウェーゲームを戦ったのに対し、シティが6ゴールずつ奪って大勝したサウサンプトン、シャフタール・ドネツクとの2試合は「フレンドリーマッチのようだった」と訴えている。
 
 現役時代にブラックバーンでプレミアリーグ優勝を経験している元イングランド代表のクリス・サットンは、このモウリーニョ監督の主張を一蹴した。英公共放送『BBC』でサットンは、「ユナイテッドは圧倒された。"マンチェスター"というチームのレギュラー組と控え組の対戦を見ているみたいだったじゃないか」と述べている。

「ユナイテッドとシティの間には非常に大きな差がある。その差は、ユナイテッドが監督を代えない限り、縮まることはないだろう」

「何よりも私がイライラするのは、試合後のモウリーニョのコメントさ。まるで大きな赤ん坊みたいな振る舞いだよ。いつになったらあれをやめるんだ?」

 開幕前から補強に不満を示していたモウリーニョ監督だが、サットンはこれにも反論。「彼はシティがいくら投じたのかを話しているが、だったらまず、彼らはワトフォードやボーンマスに追いつかなければいけない」と、ユナイテッドより投資額の少ない上位チームが存在することを指摘した。

「それに、彼が行なってきた補強を振り返った時に、はたして何人の選手が成功してきた?」

「彼はうまく金を使ったと言えるのか? 私はそう思わない。どうしてユナイテッドの上層部が彼を信頼し、1月にたくさん投資しなければいけないんだ?」

 手厳しく批判されたモウリーニョ監督は、インターナショナルウィーク後に"反撃"できるのか。ユナイテッドは24日のプレミアリーグでクリスタル・パレスをホームに迎える。

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