「まだ目標達成が可能なうちに…」 マドリー、ついにロペテギ監督解任で後任にソラーリの暫定昇格を発表!

2018年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

暫定監督の初采配は31日の国王杯

今夏、スペイン代表に大混乱をもたらした末にマドリーに到来したロペテギだったが、ここで年を越すことすら叶わなかった。 (C) Getty Images

 10月29日(現地時間)、レアル・マドリーはジュレン・ロペテギ監督の解任とともに、後任として現在Bチームを率いているサンチャゴ・ソラーリを暫定で昇格させることを発表した。
 
 28日に行なわれたバルセロナとの「エル・クラシコ」で1-5の大敗を喫したことにより、マドリーの監督交代は決定的といわれ、後任候補として名の挙がっているアントニオ・コンテの動向も注目されているが、ひとまず内部昇格という人事になった。
 
 マドリーは公式サイトで、「29日に行なわれた首脳陣の会議により、ロペテギ監督との契約を終わらせることにした」と最初に綴り、まだ当初の目標を達成することが可能なうちに、チームを変える必要があったこと、バロンドールに8人もノミネートされていることと現在のチームの結果があまり不釣り合いであることなどを、解任理由としている。
 
 ラ・リーガでは4勝2分け4敗で9位、無得点時間のワースト記録更新など、ネガティブな結果だけを残したロペテギ監督に対しては、「彼やテクニカルチームの努力に感謝し、今後のプロフェッショナルとしてのキャリアが良きものとなることを祈っている」との言葉を贈った。
 
 暫定というかたちで新たに指揮権を託されたソラーリは、現在42歳。アルゼンチンのロサリオ出身で、選手時代はMFとしてマドリーの他、アトレティコ・マドリー、インテル、リーベルなどでプレーし、アルゼンチン代表では11試合に出場している。
 
2011年の現役引退後は指導者に転じ、2年後にマドリーの下部組織を指導して各チームの監督を歴任、2016年からBチームを率いていた。
 
 彼のトップチーム監督としての仕事は30日から始まる。ドン底にある世界王者をどこまで立て直すことができるか。注目の初采配は31日のコパ・デル・レイ(国王杯)4回戦メリージャ戦(アウェー)となり、その後、11月3日にラ・リーガ11節でバジャドリー(6位)をホームに迎え撃つ。

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