「信じられない出来映えだった」フローニンヘン監督がウルグアイ戦の堂安律を手放しで称賛!

2018年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

低迷するチームに6戦ぶりの勝利をもたらすか

日本代表での充実の日々を経て、オランダに帰還した堂安。エースとしての責務を全うし、フローニンヘンを浮上させられるか。(C)Getty Images

 日本のリオネル・メッシ──。ウルグアイ戦での鮮烈なパフォーマンスを受けて、複数の欧州メディアが日本代表MF堂安律をそう評している。声価は高まるばかりだ。
 
 10月16日の埼玉スタジアムで、ガンバ大阪育ちのアタッカーが躍動した。パワフルかつスピーディーなボール運び、屈強なウルグアイDFを背負ってもブレないボディーバランス、そして自慢の左から放つ精緻なフィニッシュ。59分に鋭い切り返しから代表初ゴールを奪うと、66分には稲妻のようなミドルでGKフェルナンド・ムスレラを強襲し、こぼれ球を南野拓実が押し込んだ。森保ジャパンを4-3の勝利に導く立役者のひとりとなった。
 
 一夜明け、オランダに戻る機上のひととなった堂安。A代表での活動は始まったばかりで、シーズン中の大移動はまだ不慣れなはずだが、逞しく対応しているようだ。20歳の若武者の様子を伝えたのは、フローニンヘンのダニー・ブライス監督である。クラブの公式チャンネルで、チームに再合流した堂安について、「まったく問題ないコンディションで戻ってきたよ。すごく元気もあるしね」と語り、週末のリーグ戦出場にゴーサインを出した。

 
 さらに指揮官はウルグアイ戦を映像でチェックしたようだ。
 
「ドウアンは日本で2試合を戦い、2戦目のウルグアイ戦では90分間フル出場して、得点も挙げてみせたんだ。私はチームスタッフと一緒にそのウルグアイ戦を観たよ。信じられないくらい素晴らしい出来栄えだったね」
 
 今シーズンのオランダ・リーグで、フローニンヘンは8節を終えて1勝1分け6敗の17位と降格圏に沈んでいる。攻撃の中軸を担う堂安も開幕戦でゴールを挙げたきりで、活躍しているとは言い難い内容だ。
 
日本で出色の出来を披露して、大いにリフレッシュも図った。日曜日のヘラクレス・アルメロ戦では、チームを6試合ぶりの勝利に導く奮迅の働きが期待される。
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