10月15日、イングランドはUEFAネーションズ・リーグ（NL）のリーグA・グループ４で、スペインを敵地で３-２と下した。

　ラヒーム・スターリングの２得点とマーカス・ラッシュフォードのゴールで、前半のうちに3点を先行したイングランドは、後半もスペインの反撃を２点に抑えて逃げ切り。1987年以来、31年ぶりとなる敵地でのスペイン戦勝利を飾った。

　英公共放送「BBC」によると、イングランドのガレス・サウスゲイト監督は、「我々は勇敢に戦った。クオリティーの高いパフォーマンスだった」と、若きスリーライオンズ（イングランドの愛称）に賛辞を寄せている。

「我々は本当に良いクオリティーとメンタリティーを発揮した。スペインはとてもアグレッシブにプレスをかけてきたが、全選手が勇敢に我々の望むプレーをやってくれた」

　サウスゲイト監督は、「若い時は将来への自信を深めるために、勝利やポジティブな経験が必要だ」と、今後に向けて大きな後押しになると述べた。

「選手たちは自信につなげなければいけない。浮かれることはないよ。２失点しているのだしね。でも、大きな自信となってくれるはずだ。今夜の選手たちは一歩前進した。それは彼らにとってファンタスティックなことだ」

　２得点と殊勲のスターリングも、英衛星放送「Sky Sports」で、「先日の試合（クロアチア戦）でもよいところがあったけど、今日の僕らは本当に良いプレーだったと思う」と、チームの勝利を喜んだ。

　スターリングがイングランド代表でネットを揺らしたのは、2015年のエストニア戦以来、３年ぶりとなる。「BBC」によると、実に27試合、1825分ぶりのゴールだ。

　スターリングは「Sky Sports」で、「最高の気分だよ。ボックスに入って得点をあげようと、自分に大きなプレッシャーをかけているんだ。うまくいく時といかない時とあるけど、僕は得点を奪うポジションの選手だから、それを続けなければいけない」と述べた。

「僕にとって、非常に意味のあるゴールだ。３年ぶりだし、こういう試合で決められたのは大きい」

　なお、ネーションズ・リーグ初勝利を収めたイングランドは、11月にアメリカとの国際親善試合を経てクロアチアと対戦する。