本田圭佑がオーストラリアでプレーする密かな野望とプレッシャー対策を告白「僕は魔法が使えるわけじゃないので…」

2018年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕らがなぜ苦戦していたのか、その秘密がわかるかもしれない」

メルボルン・ビクトリーの”顔”としてAリーグのプレスカンファレンスに登場した本田圭佑。新たなリーグの顔となった本田には、記者からも多くの質問が飛んだ。 (C) Getty Images

 19日の開幕を控え、オーストラリア1部のAリーグが、全チームが集う開幕前のプレスカンファレンスを開催。各チームから代表者ひとりずつ参加したようで、メルボルン・ビクトリーからは本田圭佑が登壇した。

 オーストラリアの現地メディア『THE WORLD GAME』が報じているところによれば、本田は合同プレスカンファレンスが終了した後、囲み取材に応じたようだ。

 メルボルン・Vは10月20日の開幕戦、本田が以前日本代表としてオーストラリア代表と対戦したマーベル・スタジアムで、メルボルン・シティーとのダービーマッチを戦う。

 どのような準備をしているかという質問に、「土曜日のデビューに向けて、まだ僕自身が修正すべき課題がある。チームとしても、いくつか問題を解決する必要があると思う」と回答している。

 そして、オーストラリアだけでなく、アジア中からの注目を浴びていることにプレッシャーを感じることはないか、という問いにはこう返答した。

「これまで、日本代表や、イタリア、ロシアなどで、何度もこういったプレッシャーを経験してきましたし、慣れました。僕は時にはサポーターを失望させてきたし、喜ばせたこともあります。

 僕は魔法が使えるわけではないんです。より良いプレーのために毎日トレーニングをし、食事や睡眠を大切にして、チームの一員としてコミュニケーションを欠かさない。これらすべてにベストを尽くさなければなりません。

 それに、目の前の課題や目標ををどうすれば克服できるのかは、自分自身で分かっている。だから、余計なプレッシャーを感じるべきではないとも考えています」

 そして、オーストラリアでプレーする際に抱いている、密かな野望を明かした。

「今までのAリーグの試合を貼りついて見ていたわけではないですが、この国の代表チームがどのように強いのかは、代表のゲームで十分に知っています。彼らは常に強く、クレバーで手強い相手でした。

 日本代表チームは、オーストラリアとの試合で苦戦することが多い。ですが、今回オーストラリアのリーグに挑戦することによって、その困難を乗り越えられるような気がしています。

 なぜ僕らが、僕自身が苦戦していたのかという秘密が、明らかになるかもしれない。それも楽しみにしています」

 4日後、かつて三浦知良が、小野伸二がプレーしたリーグで、本田圭佑は新たなスタートを切る。

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