[キリンチャレンジカップ2018]日本３-０パナマ／10月12日／デンカS
 
　南野拓実と伊東純也がそれぞれ２戦連発弾を放ち、元新潟の川又堅碁がかつての本拠地でダメ押しの追加点に絡むなど、３対０のスコアで勝利した日本だが、田嶋幸三会長の目には決して完勝のゲームとは映らなかったようだ。
 
「まだまだコンビがうまくいってないところもあった。修正点が見えているぶん、良かったんじゃないかな。ミスも多かった。でも、こういうのを経ていかないと、なかなかいいコンビネーションもとれないし、チームとしては層が厚くなっていかないなという気がする」
 

　こう語った田嶋会長は一方で、「ただし、次にどうしよう、11月はこうしたい、アジアカップに向けてはこうしたいというのが分かるような選手の呼び方、起用法だった」とし、森保監督のビジョンに関して揺るぎない信頼を寄せた。
 
　ただ、パナマ戦では一部に空席が目立っていたこともあり、「これは我々の課題だと思っている。ヨーロッパのチームなどは、ネーションズ・リーグの関係で呼べなくなってきているし、今は西野監督がワールドカップで頑張ってくれたことで、ある意味キープできていると思うが、我々はもっとその努力をしなければいけないと思っている」と述べ、集客について厳しい見解も示していた。

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