ベルギーがルカクの2発でNL連勝! ブラジルはネイマールの2アシストでサウジを下す 【代表マッチ】

2018年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラジルは17日に宿敵アルゼンチンと対戦!

ネイマールは随所で“違い”を見せつけ、ブラジルを勝利に導いた。 (C) REUTERS/AFLO

 インターナショナルマッチウィーク期間中の10月12日(現地時間)、世界中で代表戦が行なわれた。
 
 欧州で先月開幕した新大会「UEFAネーションズ・リーグ(NL)」は7試合が行なわれ、最高カテゴリーであるリーグAでは、グループ4でクロアチアとイングランドが前者のホーム(リエカ)で対峙した。
 
 3年前の観客の不祥事によるペナルティーとして無観客で行なわれた試合は、ともに後半に訪れたチャンスを活かせずにスコアレスドローに終わった。これで両チームともに通算成績は1分け1敗。このグループでは、スペインが2勝で首位を走っている。
 
 一方、グループ2ではベルギーがホームでスイスを2-1で下して連勝。前半は無得点に終わるも、58分、メルテンスから縦パスを受けたムニエがペナルティーエリア内で粘って右に流すと、フリーのルカクがシュートを叩き込んで先制ゴールを奪った。
 
 対するスイスは76分、右サイドのFKでシャキリがファーサイドに送ったボールを、エルベディが頭でマイナスに折り返すと、ガブラノビッチが押し込んで同点とする。
 
 そして終盤に突入した84分、ベルギーはエリア前でアザール→ルカク→メルテンスと繋ぎ、リターンを受けたルカクが再びGKゾマーの牙城を崩して勝ち越しゴールを挙げ、勝利の立役者となった。
 
 この日、行なわれたNLの試合結果は以下の通り。
 
◎NL試合結果
◇リーグA
グループ2:ベルギー 2-1 スイス
グループ4:クロアチア 0-0 イングランド
◇リーグB
グループ3:オーストリア 1-0 北アイルランド
◇リーグC
グループ2:エストニア 0-1 フィンランド
グループ2:ギリシャ 1-0 ハンガリー
◇リーグD
グループ2:ベラルーシ 1-0 ルクセンブルク
グループ2:モルドバ 2-0 サンマリノ
 
 一方、国際親善試合では日本(対パナマ)、韓国(対ウルグアイ)がともに勝利を飾ったが、中東サウジアラビアでは強国ブラジルが登場し、ネイマールがチームを勝利に導く活躍を披露した。
 
 首都リャドでの一戦、ネイマールの他、コウチーニョ、G・ジェズス、カゼミーロ、マルキーニョスら名手を揃えた"セレソン"は、試合の主導権を握り続け、43分にネイマールがG・ジェズスにスルーパスを通して先制ゴールをお膳立てする。
 
 この後、スコアは動くことなく試合はアディショナルタイムに入り、このまま終了するかと思われたが、96分にCKからA・サンドロがヘディングシュートを決めて追加点。キッカーを務めたのはネイマールだった。
 
 2つのアシストでこの試合の殊勲者となった背番号10は、85分には正確なロングパスを左サイドのリシャルリソンに通したことで、サウジGKアル・ワイスのファウル(エリア外でのハンドで決定機阻止)を誘い、これでチームを数的有利にも導いている。
 
 ブラジルはこのままサウジアラビアに留まり、17日にジェッダで宿敵アルゼンチンと対戦する。
 
◎主な国際親善試合の結果
日本 3-0 パナマ
韓国 2-1 ウルグアイ
サウジアラビア 0-2 ブラジル
バスク選抜 4-2 ベネズエラ
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