U-16日本代表、6大会ぶり3度目のアジア制覇!! エース西川潤の大会初ゴールが決勝弾!

2018年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半はタジキスタンの攻勢に苦しめられるも後半に逆襲

ついに決勝の舞台で初ゴール、そして決勝点を奪った西川。日本を3度目の優勝に導いた。写真:佐藤博之

 マレーシアで開催されているU-16アジア選手権は10月7日、クアラルンプールのブキット・ジャリル国立競技場で日本対タジキスタンの決勝が行なわれ、日本が1対0で勝利し、6大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 グループリーグではスコアレスドローに終わっていた両チームの対戦は、タジキスタンが序盤からハイペースに攻める。グループリーグでの対戦時には90分のほとんどの時間帯を自陣に引きこもって守り通しただけに、決勝では打って変わって攻撃的な姿勢を見せた。

 23分にはカウンターから左サイドを破られ、10番のザイロフに決定的なシュートを許すが、ここはGK野澤大志ブランドンがファインセーブ。さらに続くCKでも相手のヘディングシュートを野澤が好守で凌いだ。

 一方の日本は多彩なビルドアップから前線の西川潤、唐山翔自にボールを集めようとするが、タジキスタンの厳しい寄せに苦戦。最終ラインの裏へ抜け出すシーンも見られたが、守護神のハサノフの好守などでゴールには至らない。44分にはゴール前でパスを受けた西川が左足を振り抜くが、これもGKにキャッチされた。

 結局、前半は0-0で終了した。

 前半はタジキスタンの攻勢に苦しめられた日本だが、後半は逆襲に転じ、タジキスタンゴールに近づいていく。53分に唐山が、直後の54分には交代出場の中野瑠馬が決定機を迎えるが、GKハサノフの好守に阻まれる。

 しかし64分、日本はここまで無得点のエース西川がついに均衡を破る。左サイドへの展開から、折り返しのクロスに対して西川が左足を振り抜き、ネットを揺らした。西川の今大会初ゴールで日本が先制する。

 日本はその後も畳みかけ、67分には再び西川が決定的なシュートを放つが、ここは惜しくもバーの上を通過。追加点とはならない。

 終盤、タジキスタンも選手交代などで反撃に出るが、日本は最終ラインの半田陸、鈴木海音が堅守を構築し、得点を許さない。

 そして試合は1-0のままタイムアップ。日本がタジキスタンを下し、6大会ぶり3度目の優勝を飾った。日本は、タジキスタン、韓国、オーストラリアとともに、来年ペルーで開催されるU-17ワールドカップに出場する。
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