森保ジャパン選出の原口元気にハノーファー監督が太鼓判!「シーズン前に怪我をしてしまったけど…」

2018年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハノーファーの10番は2試合連続でベンチ外も…

チーム合流後まもなく負傷が判明し、同時期に加入した浅野に比べて、本格的な練習に合流する時期も遅かった。試合勘という意味では不安もあるが、監督は「問題ない」と後押し。 (C) Getty Images

 日本サッカー協会は10月4日、12日にパナマ、16日にウルグアイとの国際親善試合に臨む日本代表23人を発表した。

 前回の若手中心だったメンバーに、ロシア・ワールドカップでベスト16入りを果たしたメンバーからSB長友佑都(ガラタサライ)、大迫勇也(ブレーメン)ら6人が加わり、本格的な世代間融合を進める人選となった。

 ロシア組からの招集で注目を集めたのが柴崎岳(ヘタフェ)、そして原口元気(ハノーファー)だ。柴崎はラ・リーガでの出場機会が限られており、原口はW杯終了後にハノーファーに加入したものの、負傷の影響で出遅れている。

 ハノーファーは週末、シュツットガルト戦を控えている。攻撃陣の主力であるニクラス・フュルクルクらを怪我で欠く見込みで、イラス・ベブ、オリバー・ソルク、ワラセらとともに、過去3戦ではベンチスタートの浅野拓磨が先発出場すると予想されている。

 そんななか、アンドレ・ブライテンライター監督は前日会見で、原口元気のことをトピックスのひとつに挙げた。

 「原口はとてもクオリティーの高い選手で、日本代表に選ばれるだけの能力を持った選手だ。不運なことにシーズン前に怪我をしてしまったけれど、今週は万全の状態でプレーできると思う」とリーグ出場を示唆しつつ、原口にの実力に改めて太鼓判を押したのだ。

 森保一監督の下でスタートした新生日本代表の競争は、もう始まっている。前回も召集されたハノーファー同僚の浅野拓磨のほか、南野拓実や堂安律、中島翔哉ら、攻撃陣には将来有望の選手がそろっており、サバイバルは激しくなるだろう。

 週末のリーグ戦を終えた後、原口と浅野は日本に帰国し、代表に合流する。この選出が、原口にとって吉と出るか凶と出るか。おそらく、ブライテンライター監督も注視しているに違いない。
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