「こういう試合をしたかった」ディバラがCL初のハット達成、ユーベの10番としてはデル・ピエロ以来ふたり目

2018年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームは公式戦9戦全勝。

ユベントスの10番として、CLでハットトリックを達成。ディバラ(右)はデル・ピエロ(左)以来ふたり目の快挙を成し遂げた。(C)Getty Images

 ユベントスは10月2日、チャンピオンズ・リーグ(CL)でヤングボーイズにホームで3-0と快勝し、2連勝を飾った。セリエAでも7連勝中のイタリア王者は、開幕から公式戦9戦全勝と絶好調だ。

 初戦で退場となったクリスチアーノ・ロナウドが出場停止だったこの日、ユベントスの攻撃陣をけん引したのは背番号10をまとうパウロ・ディバラだ。開始早々の5分、レオナルド・ボヌッチのロングボールから見事なボレーで先制点を挙げると、33分、69分と得点を重ね、CLでは自身初となるハットトリックを達成した。
 
 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ユベントスの10番がCLでハットトリックを記録したのは、1998年のアレッサンドロ・デル・ピエロ以来ふたり目だという。デル・ピエロはツイッターで、「(ハットトリックの)クラブにようこそ! こういう夜は忘れないよ」と、ディバラを祝福している。

 C・ロナウドが加入した今シーズン、ディバラはなかなか得点やアシストを記録できずに苦しんでいた。バレンシアとのCL開幕戦はベンチで過ごしている。だが、セリエA第6節のボローニャ戦で今季の初ゴールを挙げ、この日もハットトリックと、直近の3試合で4得点と復調している。

 ディバラは、「こういう試合をしたかった。もちろん、僕はいつでも試合に出たいと思っている。去年は出だしにゴールを量産したけど、その後調子を落とした。今年はベンチに座ったことでより集中して仕事できたよ」と述べている。

「もちろん、僕はもっとC・ロナウドとのコンビネーションを深めていかなければいけない。だけど、僕らは良い仕事をしていると思う。今日はC・ロナウドがいなかったけど、偉大なチームらしい試合ができた。彼がいない時は大変だけど、僕らは彼がいなくても集中を保たなければいけない」

 新たに絶対的エースが加わったユベントスの中で、ディバラは今後も存在感を発揮できるのか。そして、C・ロナウド加入で周囲が期待する悲願のCL制覇に貢献できるだろうか。
 

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