7年ぶりの2戦連続ノーゴールで、C・ロナウドのチャントが飛び出したマドリー。ロペテギ監督は「ゴールはいずれ決まる」

2018年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ライバルの結果ではなく、自分たちの状況を」

マドリード・ダービーはスコアレスドローに。不甲斐ない攻撃陣に向けて、ベルナベウのスタンドではC・ロナウドのチャントが鳴り響いた。(C)Getty Images

 レアル・マドリーは9月29日、ラ・リーガ第7節でアトレティコ・マドリーとのダービーに臨み、0-0とスコアレスで引き分けた。

 マドリーは前節、セビージャに0-3とまさかの完敗を喫していた。データサイト『Opta』によれば、ラ・リーガでマドリーが2試合連続ノーゴールに終わったのは、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いていた2011年以来のことだという。

 ダービーという大一番でネットを揺らせなかったことで、サポーターの頭にはユベントスに去ったクリスチアーノ・ロナウドの顔が浮かんだのだろうか。『ESPN』によると、本拠地サンティアゴ・ベルナベウの一部ファンからは、後半にC・ロナウドの名前を叫ぶチャントが聞かれたそうだ。
 
 実際、ジュレン・ロペテギ監督も、「得点できなかったから勝てなかった」と認めている。だが指揮官は、「前半の終わりと後半を通じて、我々はアトレティコを大きく上回っていた」と主張した。

「アトレティコのような偉大なチームを退かせ、多くのチャンスをつくった。ケガなどさまざまな困難を乗り越え、非常に良い試合をした。ただ、得点できなければ勝てないのは当然だ」

 同日の試合で宿敵バルセロナはアスレティック・ビルバオと引き分け、3試合連続で白星を逃した。それだけに、勝てば単独首位に浮上できたマドリーにとって、勝点3を得られず、バルサと同勝点で並ぶにとどまったのは痛手と言えるだろう。

 もっともロペテギ監督は、「ライバルの結果ではなく、自分たちの状況を見ている」と、他チームを気にしてはいけないと述べた。

「試合はたくさん残っている。アトレティコは夏に大きな補強をした見事なチームだ。すべてを勝ち取れるだけのチームだよ。だから、そんなチームを上回ったことをうれしく思う」

 ロペテギ監督は「セビージャ戦の前半を除けば、我々は良い姿勢でうまくプレーした」と語り、いずれ得点は決まると主張している。

「ゴールはそのうち決まるよ。我々はたくさんチャンスをつくった。今後もそれを続けていければ、ゴールは決まるようになると信じている」

 マドリーはロペテギ監督が言うようにゴールと勝利を取り戻せるのか。チャンピオンズ・リーグのCSKAモスクワ戦を経て、マドリーは6日にアラベスと敵地で対戦する。
 
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