「一緒にプレーするのが待ち切れない!」 メルボルン・Vが明かした本田圭佑と”縁深い”男の共闘に、地元サポーターが興奮!

2018年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

9年前に死闘を繰り広げていたふたり

本田圭佑とトイボネンには、エールディビジ時代に死闘を繰り広げた過去が。メルボルン・Vでは、チームメイトとしてどのような姿を見せるのだろうか。 (C) Getty Images

 本田圭佑はロシア・ワールドカップを終えた後、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーを新たな活躍の場に選んだが、Aリーグは10月19日に開幕する。

 その準備が進むなか、メルボルン・V公式サイトは、新たに加入した元スウェーデン代表オラ・ トイボネンと本田の、とある"縁"を紹介している。

 かつてエールディビジ(オランダ1部)で、PSVにトイボネンが、VVVに本田が所属していた際、すさまじい死闘を繰り広げたことがあった。

 2009年8月2日に行なわれた一戦、トイボネン、本田ともにスタメン出場。前半、トイボネンのゴールを含む2点を奪い、PSVがリードする。しかし、VVVが後半に盛り返し、60分には本田が2点目を決めて2-2と追いついた。

 82分、再度トイボネンのゴールでPSVが勝ち越すが、85分にVVVが1点を返し、3-3の引き分けに終わるという、壮絶なゲームだった。

 ダイジェストで紹介されたこの死闘を目にした地元サポーターたちは興奮気味だ。 「このふたりが今度は同じチームで戦う!」「今年はすごいに違いない」「開幕が待ち切れない!」といった、期待に満ちた声が寄せられている。

 こうしたサポーターの期待を背負っている本田だが、彼は現在、選手とカンボジア代表監督の「二足の草鞋」を履いている。このことについて、オーストラリアの全国紙『The Age』のインタビューで自身の考えを語っている。

 本田が、代表監督とオーストラリアでの選手生活を両立できると確信した理由は、日本代表での経験に基づくものだったという。

「日本代表で10年以上プレーしているので、分かることがあります。代表監督は、大きな国際大会などがないときは、それほど忙しいわけではないことを知っています。だいたい、3~4カ月に2回、1年に最大で10回くらいの試合で指揮を執るくらいでしょうか。

 もちろん、視察は大切な仕事です。僕には優秀なスタッフがついているので、カンボジアの多くの試合を毎週チェックしています。ただし、ケビン・マスカット監督(メルボルン・V)のように毎日試合を見たり、トレーニングプログラムを考える必要はないんです」

 同メディアは「代表での経験も豊富だからこそ語れる言葉である」と、本田ならではのスタンスに理解を示している。

 ロシア・ワールドカップを終え、本田の現在の目標は、2年後に開催される東京五輪にオーバーエイジで参加すること。カンボジア代表監督としての当面の契約も、2年とされている。

「これは僕にとって、サッカー選手と代表監督を並行する、ひとつのプロジェクトなんです。2年間という時間で、どのように自分のキャリアを構築していけるのか。すべてが終わるまで、僕自身は何かを決めつけるつもりはありません」

 前人未踏のキャリアを進み続ける本田圭佑。メルボルン・Vは、20日に「メルボルン・ダービー」で、メルボルン・シティと対戦する。

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