堂安律、PK失敗からの敗北に「自分自身に怒っている」と反省も…評価は高くレバークーゼンが獲得に興味!

2018年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

外した直後にチームメイトから励まされるシーンも

開幕戦の初ゴール以降、前線で奮闘するも、ゴールという結果を手に入れられていない堂安。PKを外した直後は頭を抱えたが、後半は前線で奮闘した。 (C)Getty Images

 エールディビジ第6節、堂安律が所属するフローニンヘンはホームにAZを迎えた。2連敗中、しかも今シーズン未だにホームでの勝利がない同クラブにとって、勝利はのどから手が出るほど欲しい結果だった。

 ところが、試合は大荒れ。フローニンヘンは前半アディショナルタイムにDFのデヨファイシオ・ゼーファイクが退場。後半32分にアルディン・フルスティッチまでもが2枚目のイエローカードで退場し、長時間人数が少ない状況での戦いを強いられた。結果、1-3で敗れて3連敗を喫するとともに、最下位に転落した。

 堂安はスタメン出場し、1-1で迎えた前半アディショナルタイムに獲得したPKのキッカーを務めた。しかし、GKのほぼ正面に放ったシュートは阻まれ、勝ち越すチャンスを逃してしまう。後半はワントップで奮闘するが、ゴールネットを揺らすことはなかった。

 フローニンヘンの地元紙『GRONINGEN nieuws』は、「チームとして惨めな試合。PKでの堂安のシュートは、あまりにも弱々しかった」と辛口に評している。

 また地元メディア『Groninger Internet Caurant』は、「堂安はPKを外した。もしあのゴールが決まっていたら、試合の展開は違うものになっていたかもしれない。救いは、9人になったフローニンヘンに対しても、サポーターは最後まで声を上げ続けていたことだ」と論じた。

 試合後、堂安はSNSを更新。PKを外して頭を抱える自身の写真とともに、「Mad at myself. But will learn from the failure. Thank you for your great support.(自分自身に怒っている。けれど、この失敗から何か学ぶだろう。素晴らしい応援をありがとう)」と発信した。

 この投稿に、フローニンヘンのサポーターからは「これは起こり得ることだった。頭を上げ、ファイトし続けて! さあ、木曜日のトゥべンテ戦を頑張ろう!」「あなたはベストプレーヤーのひとり。このチームの一員であることが誇り」「悪いパフォーマンスではなかったけど、GKがグッジョブだった。それだけのことだよ」といったエールが寄せられている。

 AZ戦も堂安はキレのある動きをみせており、チームの核として信頼されていることも確かだ。他クラブからも注目を集めており、海外メディア『TRANSFERmarketWEB』によれば、ブンデスリーガのレバークーゼンが獲得に動いたという情報も舞い込んでいる。

 2021年6月までフローニンヘンと契約を結んでいる彼の去就も気になるところだが、本人としては、まずはクラブの勝利に貢献したいところだろう。

 フローニンヘンは9月27日(現地時間)に国内カップを戦った後、9月30日(現地時間)にはリーグ戦で強豪ユトレヒトをホームに迎える。

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