マンチェスター・ユナイテッドは９月19日、チャンピオンズ・リーグ開幕戦でヤングボーイズに敵地で３-０と快勝した。８月にプレミアリーグで連敗し、危機が騒がれたジョゼ・モウリーニョ監督のチームだが、これで公式戦３連勝と復調している。

　英衛星放送「Sky Sports」によると、モウリーニョ監督は試合後に「彼のパフォーマンスは非常に良かった」と、今夏にポルトから加入した弱冠19歳のディオゴ・ダロを称賛した。

「彼には高いポテンシャルがある。今後10年以上ユナイテッドでプレーすることができる逸材なのは、みんなも分かるはずだ」

　またモウリーニョ監督は、逆サイドを務めた23歳のルーク・ショーにも「（ダロと）同じレベルでプレーした。彼らは非常に良かった」と賛辞を寄せている。

「ダロとショーはファンタスティックな動きをしていた。裏を突き、クロスを上げ、アシストした。相手にとってもっとも危険なプレーに絡んだよ。ふたりとも守備も良かった」
 

　一方で、前半だけで２得点を記録したポール・ポグバについては、「彼が得点できるポジションに辿り着けるようになったのなら、それはチームにとってプラスになり得る」と述べるにとどまった。

「私はチームの中盤が安定しているのが嬉しい。だからこそ、彼がそういうポジションに行けるんだからね。私は個の選手より、チーム全体の堅実なパフォーマンスに満足している」

　いずれにしても、モウリーニョ監督は２連敗の後に３連勝したことを喜んでいる。

「なにより気に入ったのは、２試合で負けてから３連勝したこと。堅実なパフォーマンスだった」

　ユナイテッドの今後は、ウォルバーハンプトン、ダービー（リーグ・カップ）、ウェストハムと、いわゆる格下との試合が続く。モウリーニョ監督率いる"赤い悪魔"は、このまま連勝街道を走れるだろうか。