“ダイブ批判”のネイマールをクロップ監督が擁護! CLでは「我々はラフタックルはしない」と約束

2018年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が演技をしたがる人間だとは思わない」

敵将からアクションの正当性を認められ、そしてそのプレーを警戒されるネイマール。CLでの好スタートを切れるか!? 写真はアンフィールドでの前日練習。 (C) Getty Images

 リバプールは9月18日(現地時間)のチャンピオンズ・リーグ(CL)開幕戦で、パリ・サンジェルマンを本拠地アンフィールドで迎え撃つ。
 
 おそらくは最も大きな注目を集める一戦を前に、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、ロシア・ワールドカップでのオーバーリアクションが批判されたパリSGのブラジル代表FWネイマールを擁護した。
 
「ESPN」によると、クロップ監督は17日の会見で、「私からすれば、全く普通のリアクションだった。本当に相手選手が向かって行っているからだ。それは事実だよ」と、ネイマールがラフタックルの標的になっていることは確かだと述べている。
 
「彼は自分を守りたいんだ。私は理解できる。相手にイエローカードが出されれば、次はレッドカードに近づく。私はそういう見方をしている」
 
「彼が自分を守ろうとするのは賢いことだと思う。我々はそういうことをしないから、彼は心配する必要はない。我々はサッカーをする。そして、ボールを奪い取りたい」
 
 クロップ監督は、「W杯での彼は、フィットしていなかった。それでも、プレーした時は国のために戦う責任を全うしようとしていた」と続けている。
 
「(準々決勝)ブラジル戦でのベルギーは見事だったが、ネイマールがフィットしていれば、ブラジルが勝っていただろう。彼は、怪我をしていた。それで、少し自分を守らなければいけなかったんだ。それだけさ」
 
「彼が演技をしたがる人間だとは思わない。もしもそうなら、ああいうサッカーはできないからだ」
 
 その上でクロップ監督は、「週末の試合を休んだし、100パーセント、フレッシュな状態で我々との試合に臨むだろう」と、ネイマールの脅威を警戒した。
 
「もう怪我をしていないし、フルバージョンのネイマールを見ることになるはずだ。我々はそれでも対応しなければいけない。それにトライする」
 
 ネイマールについては、リバプールのMFジョーダン・ヘンダーソンも、「ワールドクラスで厳しい相手だ」と認めている。
 
「彼を止めるのは難しいことだろう。でも、僕らにはそれだけの力がある。それは、これまでのトッププレーヤーたちとの対戦で証明してきた」
 
「彼がたくさん蹴られているのは明白だ。だから、それをできるだけ利用しようとするんだろう。彼は、パリSGにいる多くの優れた選手のひとりでしかない。僕らは、相手チーム全体を止めなければいけないんだ。難しいことだけど、僕らも良いチームだし、彼らを苦しめられるはずだよ」
 
 前線に強力なトリオを擁する両軍の激突は、どちらに軍配が上がるだろうか。
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