大迫勇也のゴールもお膳立て!! 39歳ベテランFWの奮起にブレーメン地元紙も大興奮!

2018年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベテランの奮起に地元サポーターも大喜び「ピッツァパーティが開かれた!」

ともに昨シーズンはケルンに所属し、今シーズンにブレーメンへ移動した大迫とピサーロ。主にピサーロがトップ、大迫がウイングでプレーし、良いコンビネーションを見せている。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)のブレーメンがメッペン(3部)とのテストマッチを行なった。これまでリーグ戦2試合に先発出場、1ゴールと好調を維持している大迫勇也もスタメン出場。1ゴールを決め、5-2の勝利に貢献した。

 大迫は4-4-2の右ウイングに位置取り、局面に応じて4-3-3と3トップの一角としてプレーするなど、臨機応変にチームの攻撃に参加。18分には、ケルンから引き続き同僚となったクラウディオ・ピサーロのアシストでゴールを決めた。ブレーメンの地元紙『Weser Kurier』は、「大迫はマルチプレーヤー。ピサーロのパスをきっちり決め、安定感がある」と評した。

 しかし、この試合で最も注目を集めたのは大迫ではなく、39歳のピサーロだった。2ゴール・2アシストとベテランの独壇場となったテストマッチを、ドイツのタブロイド紙『Bild』はピサーロのスペル(pizarro)が「pizza(ピザ)」と似ていることから、「ブレーメンで"ピッツア"パーティが開かれた!」と大々的に報じた。

 また、『Weser Kurier』もピサーロの活躍を高く評価している。
 
「先発出場した"点取り屋"ピサーロがブレーメンをリードした試合だった。自ら先制ゴールを決めると、2点目はユウヤ・オオサコのゴールをお膳立てしている。後半は一気に4枚を交代したことで試合が傾き、相手に2得点を許した。しかし、試合のラスト10分でピサーロがアシスト、そして90分には自ら決め、試合を締め括った。

 ピサーロが多くの局面で目立った。彼がブレーメンの攻撃的なスイッチを入れ、チームを導いている。ブレーメンは守備面で拙い部分もあったが、攻撃面では選手同士のコンビネーションも見られ、チャレンジングな場面が多かった。チームとして完成度が高くなっている」

 試合後のインタビューでピサーロは、「FWは得点という結果を残すべきなのでホッとしている。良い準備ができているし、いいチームに恵まれている。このペースが続けば、チームの好調は続くものと考えている」とコメントした。

 ブレーメンに3度目の帰還を果たしたベテランの活躍に、地元は大喜び。フロリアン・コーフェルト監督の信頼も厚く、大迫とのコンビネーションも上々。ブレーメンがシーズンを戦い抜くうえで、重要な存在として重宝されそうだ。
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