「サムライの時代が来た!」長友佑都が与える“絶大な影響力”をトルコ紙が絶賛!

2018年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「練習でのナガトモはとにかく野心的だ」

そのプロフェッショナリズムでチームをグイグイと牽引している長友。CLではどんなパフォーマンスを披露するのか。(C)Getty Images

 いまやガラタサライのみならず、トルコ中のサッカーファンの人気を博している長友佑都。トルコ全国紙『Aslan』はこの日本代表SBを大々的に取り上げ、「ガラタサライにサムライの時代が来た!」と題した特集記事を掲載した。
 
 今年1月にインテルからの期限付き移籍でガラタサライに加入。すぐさまレギュラーの座を勝ち取ってファティフ・テリム監督の期待にハイパフォーマンスで応えただけでなく、ロッカールームのムードメーカーとしても本領を発揮し続けた。瞬く間にサポーターのお気に入りとなり、長友自身もイスタンブールの街とファンを愛していると公言。完全移籍を強く望み、二転三転はしたものの結局は、ロシア・ワールドカップ前に交渉が成立した。
 
 新シーズンがスタートし、長友はガラタサライでのステータスをさらに高めているようだ。『Aslan』紙はこう評している。
 
「練習熱心さと闘う姿勢はまさにナガトモのアイデンティティーだが、そのサムライ流はいまやガラタサライにおいてもひとつの手本となっている。バフェティンビ・ゴミスが(サウジアラビアのアル・ヒラルに)去り、ナガトモが良き兄貴分としての役割を演じているからだ。チームメイトを鼓舞し、とりわけ若手を正しい方向へと導いている」

 
 テリム監督が名門の再建を託されたのは昨年末だった。まずはどこかバラバラだったチームを一枚岩の集団とすべく、コミュニケーションを大事にし、家族のような雰囲気作りを重視した。その流れに、陽気で面倒見のいい長友は上手く乗り、あっという間に存在感を増大させていく。つまりは指揮官と新チーム、そして長友の相性が抜群に良かったのだと分析している。
 
 同紙はこう続けた。
 
「練習でのナガトモはとにかく野心的だ。それはチームメイトを大いに刺激し、加えて、練習後には若手に技術的、戦術的アドバイスも施している。マリアーノ、フェルナンド・ムスレラとともに、いまや揺るがぬ支柱だ。そして今季はチャンピオンズ・リーグがある。インテル時代にその舞台を経験しているだけに、ナガトモの存在意義はさらに高まるだろう。彼は将来を嘱望されるガリー・ロドリゲスにもこう語りかけていた。"世界のどんなディフェンダーも君を止められないよ。世界中の人びとにチャンピオンズ・リーグのゲームを通して、君の実力を見せつけてやればいい"。なんと素晴らしいメッセージだろうか」
 
 ピッチ内外で充実の日々を送る、日本の至宝。やはり日本のファンにとっても楽しみなのは、長友がチャンピオンズ・リーグのピッチに立つ日だろう。注目のグループステージ第1節は9月18日、ホームでのロコモティフ・モスクワ戦だ。
 
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