【J1 リーグ再開!】週刊サッカーダイジェスト担当記者のチーム展望 C大阪編

2014年07月18日 週刊サッカーダイジェスト編集部

前線からのハイプレスをベースにした新たなスタイルを導入。

ワールドカップでは貴重な経験を積んだ山口。新監督の下でさらなる新境地を開けるか。(C) SOCCER DIGEST

 7月15日に12節の延期分2試合が行なわれたJ1リーグは、19日の15節・9試合で本格的に再開。『週刊サッカーダイジェスト』の編集部が、いよいよリスタートするJ1リーグ各チームの現況をお伝えする。
 
 14節終了時で13位のC大阪を、原山裕平記者が展望する。
 
Q1
リーグ序盤戦(14節終了時)の採点。結果・内容から100点満点で何点?
A1
30点。
 戦力を考えれば、この順位では納得できない。フォルランのフィットが遅れ、柿谷も結果を出せなかった。なによりタレント力を生かし切れなかったポポヴィッチ監督の指導力には疑問符が付いた。解任もやむを得ないだろう。
 
Q2
リーグ再開に向けてのチームの強みは?
A2
 新たに就任したマルコ・ペッツァイオリ監督は、ハイプレスをベースとした速攻スタイルを標榜する。初陣となった12節の川崎戦でも、前線からのプレスで相手の出足を抑え、ショートカウンターから何度も好機を生み出している。運動量の低下により後半はトーンダウンしたが、このスタイルを確立していけば、浮上の可能性は十分だ。
 
Q3
夏場以降に懸念される弱みは?
A3
 柿谷の移籍で前線の迫力は低下した。日本特有の蒸し暑さに免疫のないフォルランも、夏場の戦いでは本領を発揮できない可能性もある。その分、杉本、南野ら若きタレントには大きな期待がかかる。彼らがブレイクしないと、苦戦は免れそうもない。
Q4
再開後のリーグ戦で、キーマンとなる選手は誰?
A4
山口 蛍/MF
 新監督は4-1-4-1の布陣を導入。ボランチが本職の山口だが、一列高いインサイドハーフでの起用が濃厚だ。ハイプレスをこなす一方で、前線に飛び出しゴールに絡む仕事も求められる。攻守両面で、これまで以上に負担が増しそうだ。
 
Q5
15節・横浜戦の見どころは?
A5
 ペッツァイオリ体制の初陣となった川崎戦では、良い形で攻め込みながら運動量が低下した後半に失速し逆転負けを喫した。酷暑の中でハイプレスを維持するのは難しいだけに、ペース配分に気を配りながら試合を進めたい。
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