ラ・リーガで衝撃のシーン! ブラジルの若き至宝ヴィニシウスが後頭部を噛まれる!

2018年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

スアレスもビックリの愚行が“ダービー”で

マドリーでのトップデビューが目前と言われる俊英ヴィニシウス。頭部を噛まれたことによる精神的なダメージが心配される。(C)Getty Images

 ハプニングが起こったのは、9月2日のラ・リーガだ。
 
 セグンダB(実質3部リーグ)の第2節、アトレティコ・マドリーBvsレアル・マドリーカスティージャ戦。言うなれば「弟分のダービーマッチ」で、結果は2-2のドローに終わった。その試合で出色の出来を披露したのが、ブラジルU-20代表の新鋭FWヴィニシウス・ジュニオールである。
 
 激しい争奪戦を制して、2年前にマドリーがフラメンゴから釣り上げた次代のスター候補だ(正式入団は今夏)。移籍金は、プロ2年目の18歳には破格の4500万ユーロ(約67億5000万円)で、契約は2025年6月までの7年間という期待度の高さ。規格外の技巧とスピードを誇るウインガーは、アトレティコB戦でも2ゴールを奪取しただけでなく、随所で違いを見せつけた。
 
 とはいえゲームは終始荒れ模様で、最終的にイエローカード8枚が乱れ飛ぶ始末。そんななかで迎えた終盤の81分、目を疑うシーンが生まれたのだ。

 
 ボールのないところでヴィニシウスと衝突し、もみ合うように倒れ込んだのがアトレティコのCBアルベルト・ロドリゲス。興奮がマックスに達していたのだろう、チームの主将はあろうことか、文句を言うヴィニシウスの後頭部に噛み付いてしまったのだ。あまりの痛さにヴィニシウスはのたうち回ったが、どうやら主審は噛み付き行為に気づいておらず、両者に仲良く警告が出されるというオチだった。
 
 噛み付きと言えば、ウルグアイ代表FWのルイス・スアレスがすぐさま思い浮かぶ。オランダのアヤックス時代、ブラジル・ワールドカップのイタリア戦、さらにはリバプール時代にも対戦相手の選手に牙を剥き、それぞれで長期の出場停止など重いペナルティーを課されている。バルセロナ移籍後はすっかり鳴りを潜めているが、本人は以前、「その瞬間は自分が自分でないような感覚になる」と回顧していた。
 
 突発的な衝動に駆られたA・ロドリゲスだが、愚行であることに変わりはない。今後ラ・リーガからなにかしらの罰則が与えられる可能性が大だ。
 

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