新3トップ“BBA”が躍動! 2試合連続の大量得点でマドリーが開幕3連勝を飾る

2018年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

新守護神クルトワもデビュー戦をPKの1失点に抑える。

このベンゼマの2試合連続2ゴールなどでレガネスを退けたマドリーは、これで開幕3連勝。チームとしての一体感も生まれつつある。(C)Getty Images

 現地時間9月1日に実施されたラ・リーガ3節、レアル・マドリー対レガネスの一戦は、カリム・ベンゼマの2ゴールなどで、ホームのマドリーが4-1で勝利した。

 先制したのはマドリーだった。17分、セルヒオ・ラモスが大きく右に展開、これを敵陣深くまで攻め上がっていたダニエル・カルバハルが頭で折り返し、ガレス・ベイルが右足のボレーで叩き込んだ。

 このままゴール量産態勢に入るかとも思われたが、その7分後、レガネスもハビエル・エラソが倒されて得たPKを沈めて同点に追いつく。FWギド・カリージョのキックは、この日がマドリーでのデビュー戦となった名手ティボー・クルトワの逆を巧みについた。

 1-1で前半を折り返したマドリーにとって大きかったのは、後半開始直後のベンゼマの1点だった。マルコ・アセンシオの左からのクロスをヘッドで流し込んだこのゴールは、一度ファウルの判定に取り消されたものの、のちにVARでノーファウルが確認され、ゴールが認められた。
 
 なんとか前半のスコアを維持し、勝点1を拾いたかったレガネスにとって、48分のこの1点は重くのしかかった。ルベン・ペレス、ジェラール・グンバウ、そしてエラソのMF3人は、前半だけで6.5キロ以上を走っていた(走らされていた)。彼らに「もう1点」を奪いにいく力は残っていなかった。

 逆にマドリーは、ここから軽快な動きを見せる。61分にはアセンシオ、ベイル、マルセロ、ベンゼマによる素早いパスまわしでレガネス守備陣を切り裂くと、最後はルカ・モドリッチの鮮やかなポストプレーからふたたびベンゼマがレガネス・ゴールに流し込んだ。

 3-1と2点のリードを奪ったマドリーはさらにその5分後、マルセロとのワンツーから抜け出したアセンシオがエリア内で倒されPKをゲット。これをセルヒオ・ラモスが落ち着いて沈め、試合を決めた。

 クリスチアーノ・ロナウドが去り、得点力不足が心配されていたマドリーだが、蓋を開けてみれば開幕からの3試合で10ゴール。ベイルは3試合連続でゴールを叩き出し、ベンゼマは2節以降の2試合で4ゴールといずれも絶好調だ。そしてC・ロナウドに代わって前線に入ったアセンシオは、4アシストをマークしただけでなく、3つのPKをもたらすなど、これまた高い貢献を見せている。

 ヘタフェ、ジローナ、レガネスと、格下相手のゲームが続いているのは事実だが、マドリーの前線を支える新3トップ"BBA"には、かつての"BBC"以上の爆発が期待できるかもしれない。
 
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