ドルトムントに待望の新CFがバルサから到来! パコ・アルカセル、「世界でベストなリーグ」での活躍を誓う

2018年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃は非常にコンペティティブになる」と首脳陣

開幕戦でRBライプツィヒに快勝を飾ったドルトムント。ラストピースとも言える存在の到来で、さらに勢いを得ることができるだろうか。 写真は公式サイトより

 ドルトムントは8月28日(現地時間)、FWパコ・アルカセルをレンタルで獲得することで、所属先のバルセロナと同意に達したことを、公式サイト等で発表した。
 
 24歳のCFとの契約は2019年6月末日までだが、買い取りオプション付きであり、続けて4年契約を結ぶことも可能となっている。背番号は、昨シーズンはアンドリー・ヤルモレンコ(→ウェストハム)が付けていた「9」に決まった。
 
 バレンシアの育成組織出身のパコ・アルカセルは、このクラブでプロデビューし、ヘタフェへのレンタル期間(12-13シーズン)を挟みながら16年まで所属。その後、バルセロナへ移籍してからは、昨シーズンまでに公式戦50試合に出場し、15ゴールを挙げた。
 
 スペイン代表(14~16年)としても13試合出場・6得点を記録。175センチと上背はないものの、スピードとポジショニングの良さ、そして決定力の高さを誇り、18歳のアレクサンダー・イサクしか純粋なCFがいなかったドルトムントにとっては、待望の存在だと言ってもいい。
 
 ミヒャエル・ツォルクSDは「パコ・アルカセルがドルトムント行きを決意してくれたことをとても嬉しく思う。彼のようなタイプの選手は、我々のプレースタイルにフィットすると信じている。バレンシアで多くのゴールを決め、バルセロナで世界の一流選手とプレーした彼の再出発により、攻撃は非常にコンペティティブになるだろう」と期待を寄せている。(クラブの公式サイトより)
 
 一方、パコ・アルカセルは「ブンデスリーガでのプレーを、とても楽しみにしている。世界でベストなリーグのひとつであり、ドルトムントは信じられないほど熱狂的なファンがいて、(彼らが陣取る)南スタンドは全ての選手にとってマジカルだ」と、新天地に対する印象を語った。
 
 なお、ドイツ誌『Kicker』によれば、レンタル料は200万ユーロ(約2億6000万円)で、買い取りオプションによる完全移籍の際には2600万ユーロ(約33億8000万円)をバルセロナに支払うことになるという。
 
 すでに練習にも参加しているパコ・アルカセル。ドルトムントは31日にブンデスリーガ第2節をハノーファーと戦うことになるが(アウェーマッチ)、新CFの姿をピッチ上に見ることはできるだろうか。
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