空席の目立ったカンプ・ノウとベルナベウ
ヘタフェ相手に危なげなく勝利を飾り、喜びと安堵の表情を見せるマドリーの面々。その背後には無人のスタンドが……。 (C) REUTERS/AFLO
リーガ・エスパニョーラは先週末に開幕し、王者バルセロナは本拠地カンプ・ノウでアラベスに3-0と快勝した。王座奪還を目指すレアル・マドリーも、ホームのサンチャゴ・ベルナベウで柴崎岳所属のヘタフェを2-0と下し、白星発進している。
上々のスタートを切った両雄だが、それぞれ嬉しくない知らせもあったようだ。スペイン紙『Marca(マルカ)』によると、開幕戦の観客動員が芳しくなかったという。バルサが5万2356人、マドリーが4万8446人と、いずれも過去10年の開幕戦で最低の数字に終わった。
上々のスタートを切った両雄だが、それぞれ嬉しくない知らせもあったようだ。スペイン紙『Marca(マルカ)』によると、開幕戦の観客動員が芳しくなかったという。バルサが5万2356人、マドリーが4万8446人と、いずれも過去10年の開幕戦で最低の数字に終わった。
昨シーズンの開幕戦、バルセロナは5万6480人、マドリーが6万1568人だったが、バルサは約4000人、マドリーに至っては約1万3000人も減っている。
またマドリーに関しては、4万4270人の動員だった2008-09シーズンの第37節マジョルカ戦以来、191試合ぶりの低い数字という。ただ、この時はすでにバルセロナが優勝を決めており、消化試合だった。
一方のバルセロナも、昨シーズンの第10節、火曜の22時キックオフという条件が悪いなかで行なわれたエイバル戦(5万1645人)以来となる動員の少なさとなった。
観客動員が少なかった理由についてマルカ紙は、両チームに今夏、目を引く派手な補強がなかったこと、チケット料金、そしてマドリーに関しては日曜22時15分キックオフという条件も影響した可能性を指摘している。
アンドレス・イニエスタの後を継いでキャプテンに昇格したリオネル・メッシを筆頭に、連覇を目指しているバルサ。ジネディーヌ・ジダン前監督とクリスチアーノ・ロナウドが去り、ジュレン・ロペテギ体制で新たなスタートを切ったマドリー。スペインと欧州を代表する両雄は今後、スタジアムにファンを呼び戻すことができるだろうか。