モドリッチ、「アラ・マドリー」は残留宣言か? マドリーはインテルをFIFAに訴えるとの報道も

2018年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルにどんでん返しは起こせない?

残留かインテルへの移籍か――。イタリアの移籍市場は、現地時間8月17日にクローズする。(C)Getty Images

 インテルは8月16日、新戦力のシメ・ヴルサリコの入団会見を開いた。

 アトレティコ・マドリーから加わったクロアチア代表の右SBは、もちろん復活を期すインテルでの挑戦に意気込んでいる。一方でメディアからは、代表のチームメイトであり、レアル・マドリーからの移籍の噂が絶えないルカ・モドリッチに関する質問も寄せられた。

 イタリア「Sky Sport」によると、モドリッチについて問われたヴルサリコは、「ルカは大切な友人で、リスペクトしている。だからこそ、プライベートなことは彼に聞いていない」と述べるにとどまった。

「彼は自分が望むように決めるだろう。そういうことについて僕が話すのは正しくない」

 モドリッチ自身は去就を明言していない。だが、チームがUEFAスーパーカップでアトレティコに敗れた翌日、インスタグラムで「辛い敗北だ。でも、ひとつの敗北がこのチームを定義するわけじゃない」と、マドリーとサポーターを鼓舞するコメントを発している。

「顔を上げ、仕事を続けるときだ。いつも僕たちがやってきたように。アラ・マドリー(頑張れマドリー)」

 この投稿が、残留決意を示すものかは分からない。確かなのは、マドリーにはモドリッチを手放すつもりがないということだ。

 UEFAスーパーカップで敗れたいま、ジネディーヌ・ジダン前監督やクリスチアーノ・ロナウドが去ったのに続き、モドリッチまで失うわけにはいかないだろう。加えて、イタリアの移籍市場は17日までとなっている。インテルが1日でどんでん返しを起こすのは難しいという見方が有力だ。
 
 そして、夢が夢のまま終わるだけでなく、インテルは法廷闘争も強いられるかもしれない。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』やスペイン紙『Marca』など大手メディアによると、マドリーは許可なく選手に接触したとして、インテルをFIFAに訴えることを決めたという。

 このマドリーの動きに対し、インテルはどう反応するのか。ビッグクラブ同士の"バトル"の今後が注目される。
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