サラー、今季初ゴールの開幕戦後に災難…ファンの動画をきっかけに“ながら運転”が明るみに

2018年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

最大で2万8000円の罰金処分に

ウェストハム戦ではピッチに乱入したファンに気さくな対応を見せたサラーだったが、その試合後にはファンの動画をきっかけに災難に遭ってしまった。 (C) Getty Images

 昨シーズン、一躍ブレイクを果たし、今シーズンもリバプールを牽引する活躍が期待されているエジプト代表FWモハメド・サラーだが、新シーズンの幕開け直後に警察沙汰の問題を起こしてしまっていた。

 昨シーズンの公式戦52試合で44ゴールを挙げ、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールの急先鋒として大活躍したサラー。そのうちプレミアリーグでは32ゴールをマークし、得点王にも輝いた。

 8月12日に行なわれた2018-19シーズンの開幕戦でも、ウェストハムを相手に貴重な先制点を決めて4-0の快勝に貢献。早くも新シーズンの活躍を予感させる結果を残してみせたが、問題が発生したのはその試合後だった。

 英紙『The Sun』など複数の英国メディアが報じたところによると、試合後、帰宅時に渋滞で止まっているサラーの車にファンが群がり、勝利の喜びに沸くファンの群衆が握手やサインを求めて車の周りを取り囲み、身動きが取れなくなっていた。そのなかでファンの一人が撮影した動画に、あろうことかサラーがスマートフォンを操作しながら運転している様子が映っていたのである。

 SNSを通じて一斉に拡散され物議を醸した動画について、地元のマージーサイド警察は13日の午後、「運転しながら携帯電話を使用しているサッカー選手の姿が捉えられたとされるビデオが確認された。ビデオは関連部門へ引き渡した。知らせてくれてありがとう」と声明を発表している。

 同警察は具体的な処分までは明かしていないが、イギリスでは、スマートフォンを操作しながらの運転には、最大で6点の減点及び200ポンド(約2万8000円)の罰金が科されることになっている。

 なお、一連の騒動に対して、リバプールの広報も声明を発表し、「クラブは選手との話し合いの後、映像と撮影された際の取り巻く状況をマージーサイド警察へ伝えた。我々は選手の内面的なフォローをいくつか行うつもりだ」と事態の収拾に努めることを明かしている。

 開幕戦から好スタートを切ったなかで、ファンに囲まれた末に思わぬ災難に遭ってしまったサラー。しかし、いかなる理由があったにせよ、交通ルールはしっかりと守ってもらいたいものである。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事