酒井宏樹も攻守で貢献! マルセイユ、ホームで大量4ゴールを奪って白星スタート!!

2018年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

VAR判定でPKを獲得!

攻撃参加から効果的なクロスやパスを放ち、守備では無失点に貢献。酒井はチームとともに好スタートを切った。 (C) Getty Images

 8月10日(現地時間)、リーグ・アンが開幕し、マルセイユは本拠地ヴェロドロームでトゥールーズと対戦、4-0で勝利を飾った。
 
 試合前には、先のロシア・ワールドカップで栄光のメンバーとなったマンダンダ、ラミ、トバンの3人がワールドカップ・トロフィーとともにピッチに登場して記念レセプションに臨み、サポーターから大きな拍手を受けた。
 
 大いに盛り上がるなかで始まった試合は、立ち上がりからホームチームが攻勢に立ち、相手のファウルから幾度もセットプレーのチャンスを作る。
 
 定位置の右SBでスタメンに名を連ねた酒井宏樹は、主にトゥールーズのグラデルをマークしながら、相手が時折見せる攻撃に対応。マイボールになると、積極的に攻撃にも絡み、13分にはドリブルで突き進んでパイエに繋ぎ、もう少しで決定機という場面に結び付けた。
 
 圧倒的なボールポゼッションを誇るマルセイユは、FKのキッカーを務めたパイエをはじめ、オカンポス、エヌジエらがフィニッシュに絡んでいくが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。
 
 無失点での折り返しになるかと思われた41分、右サイドからのオカンポスのクロスをジェルマンはしっかり頭で合わせることができず、マーカーのアミアンにクリアされたかに見えた。

 しかし、これがVARでの判定に持ち込まれ、検証の結果、アミアンの手に当たっていたことが判明してマルセイユはPKを獲得。パイエがGKレイネの逆を突いてゴール左隅に流し込み、ようやく先制に成功した。
 
 リードして突入した後半は、前半以上にホームチームが積極性を増し、再三相手ゴールに迫る。56分に2列目右サイドがエヌジエからサールに代わると、さらにチャンスの数も増えていった。
 
 そして62分、サールがオカンポスに預けてペナルティーエリアに侵入し、リターンを受けて角度のないところから強烈なシュートを放つと、レイネが弾いたところを、パイエがダイレクトで詰めて追加点を奪った。
 
 その後も、71分にオカンポスが鮮やかなオーバーヘッドで相手ゴールを脅かすなど、終始、主導権を握り続けたマルセイユ。89分には縦パスから、ジェルマンが抜け出し、冷静にゴール右隅に突き刺して3点目。さらにアディショナルタイムには、交代出場のトバンが左からのクロスを巧みに処理してダメを押した。
 
 完全なフルメンバーではないこともあり、攻めあぐねる時間も短くはなかったホームチームだったが、後半は攻撃が機能。チーム全体で高い集中力を保ち、わずかなピンチもしのぎ切って開幕戦を白星で飾った。
 
 酒井はグラデルに1対1でかわされる場面もあったが、味方のフォローに助けられ、自陣では相手のシュートをブロックするなど、身体を張ってチームの無失点に貢献。そして攻撃では、頻度は高くないものの、効果的なクロスやパスを見せた。
 
 大勝で幸先良く勝点3を手にしたマルセイユは、次節(19日)、ニームとアウェーマッチを戦う。

【お詫び】一部内容に誤りがあり、修正いたしました。大変失礼いたしました。
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