トゥヘル新監督が熱望するドイツ代表DF、パリSG入団へ! 現地紙は「あとはクラブ間の合意のみ」と報道

2018年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルン側も「条件次第」と交渉に前向き。

マンチェスター・Uへの移籍も取り沙汰されたボアテングだが、本人が直接電話でモウリーニョ監督に断りを入れたと言われている。 (C) Getty Images

 バイエルンに所属するドイツ代表DFジェローム・ボアテングの新天地はフランスになるようだ。フランス紙『Le Parisien』が、「パリ・サンンジェルマン(パリSG)への移籍が濃厚」と報じている。

「ボアテング自身がパリSG行きを望んでおり、今季からチームを率いるトーマス・トゥヘル監督も獲得を熱望。移籍は実現に近づいている」

 バイエルンの選手や監督、スタッフは残留を望んでいるものの、CEOのカール=ハインツ・ルムメニゲはパリSGとボアテングの代理人の接触を認め、「条件が揃えば話し合いに応じる準備はある」と発言している。2021年6月までバイエルンとの契約を残すボアテングの移籍金は、4500万ユーロ(約59億円)前後で落ち着きそうだ。

「ボアテングは、日曜日に行なわれたマンチェスター・ユナイテッドとのテストマッチの後、ヘッドフォンをしてメディアにコメントするのを避けた。だが、30歳を迎えてもなお世界最高の一角を担うDFが、パリSGへの移籍を望んでいるのは事実。あとはクラブ間の合意を待つだけという状態だ」(『Le Parisien』)

 昨シーズン、パリSGはネイマール、キリアン・エムバペ、ダニエウ・アウベスらを同時に獲得する大型補強を敢行。その結果チームは、リーグ・アン、フランスカップ、リーグカップの国内三冠を達成した。

 だが、彼らの最大の目標はチャンピオンズ・リーグ制覇。その悲願を達成するうえで、経験豊富なボアテングの加入は願ってもない補強と言えるだろう。

 ブンデスリーガとリーグ・アンの移籍マーケットが閉じるのは8月31日(日本時間9月1日)だが、リーグ・アンの開幕は8月10日。近日中に交渉がまとまる可能性も否定できない。
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