イニエスタ&ポドルスキに注目の一方で衝撃的な光景が誕生か!? J初の“過半数が外国人”の可能性も

2018年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸が6人目となる外国人選手のアフメド・ヤセルを獲得

神戸に在籍する6人の外国人選手。左から2番目が8日に新加入したばかりのアフメド・ヤセル。(C) Getty Images、SOCCER DIGEST

 ヴィッセル神戸が6人目となる外国籍選手の獲得を発表した。8月8日、神戸は、カタールのアル・ドゥハイルSCからDFアフメド・ヤセルが期限付き移籍で加入することが決まったと発表した。
 
 カタール代表でもある24歳のヤセルは、Jリーグ史上初のカタール人選手となる。昨季はアル・ドゥハイルSCからスペイン2部のクルトゥラル・レオネサに期限付き移籍し、6試合出場・1得点という結果で、1月には再びカタール・スターズリーグへ戻り、アル・ラーヤンへ期限付き移籍していた。
 
「Jリーグ初のカタール人選手として、ヴィッセル神戸のような素晴らしいクラブの一員になれたこと、本当に嬉しく思っています」とクラブ公式サイトを通じてコメントしたヤセルは、前述の通りチーム6人目の外国籍選手となるが、神戸にはこの6人の外国籍選手全員が同時にピッチ上に立つ可能性があるのだ。
 
 神戸には外国籍枠選手として、昨季から所属する元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキのほか、今季移籍加入したブラジル人FWのウェリントン、そして今夏鳴り物入りで加入した元スペイン代表のアンドレス・イニエスタがいる。アジア枠では、3年目を迎える韓国人GKのキム・スンギュが在籍。さらに、出場制限のない提携国枠の選手として、タイ人DFのティーラトンが今季開幕前にムアントン・ユナイテッドからの期限付き移籍で加入しており、計5人の外国人選手が在籍し、全員が同時にピッチに立つ可能性を有していた。
 
 そして今回、Jリーグとの提携国であるカタール国籍のヤセルが加入したことで、神戸はJリーグのルールに則ったうえで、6人の外国人選手を同時に起用する権利を得たことになる。チームの過半数が外国人選手で占められれば、Jリーグでは初めてのシチュエーションが誕生することとなる。
 
 ヤセルは8月8日にチームに合流しているが、果たして11日のホーム磐田戦での出場はあるのか? 磐田戦では吉田孝行監督が怪我から復帰したポドルスキの起用を示唆し、この試合からイニエスタの復帰も確実。キム・スンギュ、ティーラトンはチームにとって不可欠な存在となっているだけに、あとはヤセルが出場すれば……。ポドルスキ&イニエスタの共演が注目される一戦で、日本でもJリーグ発足以来、初めての衝撃的な光景が見られるかもしれない。

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