「挨拶代わりのカムバック弾!」再加入5日目の宇佐美貴史がさっそくピッチで躍動!

2018年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シーズン初戦に向けて早くもグリーンライト!」

格下相手の練習試合ながら、きっちりゴールという結果を残した宇佐美。やはりフォルトゥナの“水”が合うのだろう。(C)Getty Images

 8月8日、ドイツ1部のフォルトゥナ・デュッセルドルフは同6部のFCレムシャイトと練習試合を消化。日本代表MF宇佐美貴史は後半の45分間に出場し、豪快ヘッドで1ゴールをマークした。
 
 先週土曜日、ようやくアウスクブルクからのレンタル期間延長が決まり、宇佐美は念願の再加入を果たした。ちょうどその日はファン感謝デーで、フリードヘルム・フンケル監督をはじめ、チームメイトやサポーターから熱烈な歓迎を受けると、「約束通り戻って来たよ!」とマイクパフォーマンス。のっけから相思相愛ぶりを垣間見せた。
 
 ロシア・ワールドカップ終了後はオフを満喫し、その後は日本国内で自主トレをこなしながら移籍交渉の推移を見守っていた。アウクスブルクのチーム練習に参加していないため、コンディション面にやや不安を抱えてのリスタートとなったが、ミニゲームなどでは切れの動きを連発。そしてフンケル監督はレムシャイト戦の後半頭から、宇佐美をピッチに投じたのだ。

 
 2列目で登場したアタッカーは主に左サイドで起点となりながら、積極果敢にフィニッシュに絡む。すると52分、昨シーズンから中盤で好連携を見せていたベニート・ラマンの鋭いクロスボールにドンピシャヘッドで応え、チームの3点目をゲット。その後もチームアタックの急先鋒となり、再加入から5日後とは思えないパフォーマンスを披露した。
 
 地元紙『EXPRESS』は「ウサミが挨拶代わりのカムバッグゴールを決め、フンケルを大いに喜ばせた。11日後のシーズン初戦に向けて早くもグリーンライト(青信号)だ」と称賛。フォルトゥナは8月19日にDFBカップ1回戦でコブレンツ(5部)と戦う。そのスタメン出場に太鼓判を押したのだ。
 
 ハノーファー96に入団した原口元気を除けば、ともに2部優勝を飾った昨シーズンの主力がほぼ残っており、コンビネーションはいたってスムーズだ。同じく地元紙『Rheinische Post』は再入団決定時に「久々のトップリーグを戦うフォルトゥナにおいて、ウサミが浮沈の鍵を握る重要人物であることに疑いはない。クラブが粘り強く交渉を続けたのもそのためだ」と評していた。
 
 昨シーズンは2部で8得点をマークした宇佐美。欧州5年目で初の二桁得点を叩き出し、フォルトゥナを躍進に導くビッグシーズンにしたいところだ。
 
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