「もはや敵! 絶対に打ち負かす!」宇佐美貴史が苦楽を共にした僚友・原口に宣戦布告!?

2018年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

保有元アウクスブルクとの開幕戦にも「ピッチに立ちたい」

クラブ首脳やチームメイトから温かく迎えられた宇佐美。相思相愛のフォルトゥナとともに今度は1部リーグで旋風を巻き起こすか。(C)Getty Images

 アウクスブルクからの期限付き移籍延長が決まり、フォルトゥナ・デュッセルドルフでの2年目をスタートさせた宇佐美貴史が、急ピッチでの調整を続けている。
 
 地元紙『EXPRESS』の取材に応え、「これまでずっと自主トレしかやってこなかったので、チームのみんなに追いつけるように、フィットできるように全力を尽くしています」と話し、「とにかくチームを助けたい。ゴールでもアシストでもいい。それが攻撃的ミッドフィルダーである僕の仕事だから」と意気込んだ。
 
 昨シーズン後半戦にフォルトゥナにローン加入したのが原口元気で、宇佐美と両翼で日本人コンビを形成した。クラブ側は保有元のヘルタ・ベルリンからの買い取りを模索したが叶わず、原口はベルリンに戻ったうえで、同じブンデスリーガのハノーファー96に完全移籍。このことを振られると宇佐美はニッコリ笑いながら「ハラグチはいまや敵! 僕が絶対に打ち負かす!」とジョークを飛ばしつつ、「本当は残ってくれればハッピーでしたけどね」としみじみ語った。
 
 
 そして同紙は、帰還した"タカ"に特大の期待を寄せる。
 
「タカが100%のフォームをどれだけ早く取り戻せるかは、フォルトゥナにとっても大事な案件だ。彼は間違いなく重要な攻撃のジョーカー(切り札)であり、チームメイトもファンも戻ってきてくれて心底喜んでいる。昨シーズン終盤のあの大活躍を忘れていないからだ。さっそくチームに良いムードを運んでいる」
 
 フォルトゥナはブンデス開幕戦(8月25日)でアウクスブルクと対戦する。宇佐美にとっては保有元との一戦となるため、通常なら契約上で出場を見送られるが、どうやら縛りはないようだ。宇佐美は「絶対にピッチに立ちたい。そのためにいま、ハードに追い込んでいるんです」とコメント。のっけから熱いバトルに身を投じる。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事