森岡亮太が一転、アンデルレヒト残留へ。指揮官が「彼は自分の間違いを認めた」と明かす

2018年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もちろん戦力としてカウントしている」

どうやら放出が回避されそうな森岡。コンディションを整えて失地回復を果たしたいところだ。(C)Getty Images

 完全にチームの構想外と目されていた森岡亮太が、一転してアンデルレヒト残留に傾いた。ベルギーのサッカーサイト『Voetbal Nieuws』が伝えたのは、アンデルレヒトのハンス・ヴァンハーゼブルック監督のコメント。そこで、「もちろん戦力としてカウントしている」と明かしたのだ。
 
 7月28日のベルギー・リーグ開幕戦(コルトリイク戦)、アンデルレヒトは4-1の快勝を飾ったが、背番号10の日本代表MFはベンチ入りさえ果たせなかった。同リーグのアントワープへの期限付き移籍が取り沙汰されるなど、いよいよ放出に現実味を帯びるなか、指揮官は週明けに森岡と話し合いの場を設けたという。

 
「リョウタとじっくり話したよ。彼は私が求めていることをよく理解してくれたと思うし、この1週間はとても良いトレーニングをしてくれた。明らかだったのはフィジカルが上がってこなかった点で、そこはバケーションの間に彼がどう時間を使ったかにもよるだろう。そのことをリョウタは反省していたし、自分の間違いを認めていた。もちろん彼は我々の戦力としてカウントしているよ。完全にフィットしてチームに適合できれば、私にとってはなんら問題などないのだから」
 
 今年1月に鳴り物入りでワースラント=ベベレンからアンデルレヒトに入団し、プレーオフを含めたシーズン終盤で大車輪の活躍を見せた。だが悲願のロシア・ワールドカップ出場は叶わず、7月上旬から始まったプレシーズンでは調子が一向に上がらず。ヴァンハーゼブルック監督の信頼を失ないかけていたが、どうやら土俵際で持ちこたえたようだ。
 
 日曜日に行なわれる2節オーステンデ戦でのベンチ入りは微妙な情勢だが、進退が明確になったいま、ここからの巻き返しに大きな期待がかかる。
 
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