「日本人デュオが活気づけた」練習試合でアピールに成功した浅野&原口を地元メディアも絶賛!

2018年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦戦を強いられたなかで魅せた「日本人デュオ」

休憩5分のハードなトレーニングマッチとなったが、そのなかで原口(左)と浅野(右)はともに躍動した。(写真はクラブ公式ツイッターより)

 今夏の移籍市場でハノーファーへ移籍した日本代表コンビが、現地時間8月1日に行なわれたトレーニングマッチでアピールに成功した。

 オーストリア北東部に遠征し、オーストリア1部の中堅クラブ、ヴォルフスブルガーACとのトレーニングマッチに臨んだハノーファー。30分×4本の変則の形式となったなかで、原口元気と浅野拓磨は主力組が戦う最初の60分間にフル出場した。

 この試合の布陣は4-4-2。浅野は2トップの一角で、原口はサイドハーフで、それぞれ左に陣取った。月曜日に合流したばかりの原口は周囲と噛み合わないシーンも見られたが、激しく動き回って、味方からボールを引き出しては、抜群のタメから局面を前に進めるプレーを連発した。
 
 一方の浅野は、自慢の俊足を活かそうと、CBや左SBから裏のスペースに抜け出して、好機に絡む。そして、0-1で迎えた48分には、敵ゴール前で粘った浅野が同点ゴールを右足でねじ込んだ。

 その後、勝ち越しゴールを奪われて試合は2-3と落としたものの、インターバルが5分というハードマッチで、浅野と原口の両雄はともに上々のパフォーマンスを披露した。

 試合後、そんな日本人コンビはメディアからも一定以上の評価を得ている。ドイツ・メディア『Sportbuzzer』は、「ハノーファーは試合を支配しようとしたが、苦戦を強いられた」と、試合そのものを総括しつつ、日本人コンビについては次のようにレポートした。

「目立ったのはハノーファーのユニホームを身に纏って初めて試合に出場した日本人デュオだ。タクマ・アサノとゲンキ・ハラグチは、試合を活気づけ、自分たちがチャンスを生み出せる力があることを示して見せた」

 早くもホットラインを形成し、チームの武器となれることを十分に証明した浅野と原口。そのパフォーマンスには今後も注目したい。

 なお、ハノーファーは今後、ウディネーゼとアスレティック・ビルバオという強敵と強化試合を行なったのち、8月19日にDFBカップ1回戦でカールスルーエと戦い、そして8月25日に大迫勇也を擁するブレーメンとのブンデスリーガ開幕戦を迎える。
 
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