名古屋、16試合ぶりの白星に風間監督が「役割を果たしてくれた」と評価したのは?

2018年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まだまだ自分たちでゲームをコントロールするところまではいっていない」と反省も

16試合ぶりの白星を手にした風間監督。試合後は終始引き締まった表情でフラッシュインタビューを受けた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]仙台1‐2名古屋/8月1日/ユアスタ

 名古屋が2節以来、16試合ぶりの白星を飾った。

 均衡が破れたのは30分、左サイドでボールを保持したジョーが中央の前田直輝とのワンツーでリターンパスを受けると、そのまま右足で叩き込み、名古屋に先制点をもたらす。すると、その10分後にはカウンターから和泉竜司から前田へ絶妙なスルーパスが通る。前田は巧みなトラップから間髪入れずに左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 しかし、テンポの良い攻めを見せた前半とは一転、後半は仙台がペースを握り、53分には蜂須賀孝治からの折り返しを中野嘉大が粘り強く押し込み、1点差に迫る。それでも、名古屋はGKランゲラックを中心に、粘り強く守り切り、2節以来の勝点3を掴んだ。

 試合後、フラッシュインタビューに臨んだ風間監督は終始引き締まった表情を見せ、「サポーターの声援とともに勝てたことは大きい。ただ、まだまだ自分たちのミスでピンチを作っているところがたくさんあるので、まだまだ足りないなというゲームだった」と反省の弁を語った。

 一方、今夏の新戦力で1得点・1アシストと16試合ぶりの白星に大きく貢献した前田直輝の活躍を問われると、「前の選手が得点を獲る、とくにゴール前に入って行くというのはずっとやっていることで、そこの役割をしっかり果たしてくれたと思う」と、指揮官の要求にきっちりと答えを出したニューカマーを評価した。

 ただし、今後の抱負を尋ねられた風間監督は、「まだまだウチのチームは、自分たちでゲームをコントロールするところまでいっていない。非常に前半は良かったが、そこでしっかりコントロールして、自分たちのゲームを90分続けられるように頑張りたい」と語り、ようやくトンネルは抜け出したものの、巻き返しへ気を引き締めていた。
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