「まるで老け込まない!」長谷部誠をブンデス公式が“必見のベテラン8傑”に選出!

2018年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「4人の指揮官の下ですべて異なる責務を…」

フランクフルトの新キットを纏う長谷部。日本代表でのキャリアに別れを告げ、心機一転で臨む新シーズンだ。(C)Getty Images

 ドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトで5度目のシーズン開幕を迎える長谷部誠。ロシア・ワールドカップを最後に日本代表からの引退を決意した34歳を、ブンデスリーガ公式サイトがフィーチャーした。
 
 同サイトが大々的に展開したのが「まるで老け込まない必見のベテラン8選手」で、長谷部はそのひとりに選ばれたのだ。ほかには、アリエン・ロッベン(バイエルン/34歳)、クリスティアン・ゲントナー(シュツットガルト/33歳)、ニクラス・モイサンデル(ブレーメン/32歳)、ナウド(シャルケ/35歳)ポール・フェルフェーフ(ヴォルフスブルク/34歳)、ラフィーニャ(バイエルン/32歳)、ラファエウ(ボルシアMG/33歳)が選ばれ、いずれ劣らぬブンデスのレジェンドたちだ。

 
 長谷部にはこんな寸評が添えられている。
 
「昨シーズン、ニコ・コバチ(現・バイエルン監督)は何度も何度もハセベを声高に称えた。3バックの中央で抜群の働きを示した男は、チームの堅守に多大な貢献を果たしたのだ。29節までで33失点という驚異的な数字を叩き出し、フランクフルトはクラブ史上2番目に少ないペースを保った(最後の5試合で12失点を喫してしまったが)。その中心にいたのがハセベである。最後にDFBカップ優勝をもたらし、そのクオリティーに衰えはいっさい感じられない。ロシア・ワールドカップでは日本代表キャプテンとして躍進を支えた」
 
 2014年夏の入団以来、長谷部はフランクフルトで4人の指揮官の下で戦った。センターバック(4バックと3バック)にセントラルMF、さらにはサイドバックなどそれぞれで与えられた役割は異なったが、すべての責務を全うしたのである。ブンデス公式は「卓越したビジョンがあればこそだ」と称え、昨シーズンの長谷部が打ち立てたひとつの記録を紹介した。GKが反応できなかったシュートを、なんと3度に渡ってゴールライン上でクリア! これが昨シーズンのブンデスで最多の数値だったという。
 
 日本代表としてのキャリアに一区切りを付け、新たなチャプターをスタートさせる長谷部。はたして、アドルフ・ヒュッター新監督は日本が誇る熟練工にどんなタスクを与えるのか。老いてますます盛んなパフォーマンスに期待がかかる。
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