「監督は本当に良い人なんだ…」 ユーベ移籍のドイツ代表MFが“恩師”クロップへの想いを告白

2018年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「契約最終年でも多くの出場機会を与えてくれた」

手厚くサポートしてくれたクロップ監督(右)への感謝を口にしたジャン(左)。 (C) REUTERS/AFLO

 今夏の移籍市場でリバプールからフリートランスファーでユベントスに移籍したエムレ・ジャン。以前からセリエAの絶対王者に加わることを望んでいたとされる24歳のドイツ代表MFは、夢を叶えた格好となった。

 そんなジャンは一時期、起用法を巡ってリバプールのユルゲン・クロップ監督との確執が噂された。今年1月には契約延長交渉を蹴って、移籍金を残さずにクラブを離れるフリートランスファーでの退団を選択したことで、報道は一気に過熱した。

 しかし、ジャンは2015年の10月の就任以来、自らを常にチームの軸に据えてスキルアップをさせてくれた"恩師"クロップへの想いを、英公共放送「BBC」の取材で明かしている。

「僕とユルゲン・クロップ監督の関係はいつも良かった。本当に良い人なんだ。クラブを離れると伝えたときも、『グッドラックだ。頑張ってこい』って、僕の幸運を祈ってくれた。

 契約最終年に入ってからもあれだけ多くの出場機会を与えてくれて、信頼してくれる監督なんて、そうそういないよ。だからこそ、僕はリバプールで常にベストを尽くした。チームを助けたいと思えたんだ」

 クロップの激励を受けて念願の移籍を叶えたジャン。ちなみに、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドのユーベ入りについては、素直な感想を語っている。

「正直言って驚いたね。彼は世界最高の選手だ。それは、これまで彼が成し遂げてきたことを見れば一目瞭然だよ。もしも、彼が他のイタリアのチームに行っていたら幸せじゃなかったけど、僕と同じチームに来てくれたんだから嬉しいね」

 ここ数年で着実に力を伸ばして、ついにセリエAの絶対王者ユーベに加わり、「チャンピオンズ・リーグで勝ちたい」と意気込む24歳のドイツ代表MFは、新天地でも活躍が期待できそうだ。
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