インテル、メッシ獲得に乗り出す!? ユーベのC・ロナウド獲得に触発されて「大きな契約をしたい」

2018年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシの違約金は910億円だが…。

C・ロナウド(左)の獲得で注目を集めるユーベ。そんなライバルに負けじと、インテルもメッシ(右)獲得という「ミッション・インポッシブル」に動き出した(!?)。 (C) Getty Images

 セリエAに「革命」が起きるかもしれない。

 現地時間7月24日、イタリア大手スポーツ紙『Tuttosport』は、クリスチアーノ・ロナウドのユベントス移籍に触発されたインテルが、バルセロナからリオネル・メッシを引き抜きを画策していると報じた。

 今夏の移籍市場において一番の目玉となっているのは、C・ロナウドのユーベ移籍だろう。9年間プレーしたレアル・マドリーを離れ、33歳にして移籍金1億1700万ユーロ(約153億円)、推定年俸3000万ユーロ(約39億円)という超破格の高待遇で迎え入れられたニュースは、世界中を駆け巡った。

 そんなライバルのエポックメーキングな補強に触発されたのがインテルだ。『Tuttosport』によれば、スポンサーであるタイヤメーカー「Pirelli」の最高責任者マルコ・トロンチェッティ・プロヴェーラ氏は、同クラブのオーナー会社である中国の大手家電販売業「蘇寧電器」に「大きな契約をしたい」と申し出たという。
 

 同紙は、プロヴェーラ氏が「ファイナンシャルフェアプレー(FFP)の面で許されるなら、蘇寧が大きな契約をしてくれることを願っている。メッシ? 欲しいに決まっている。一体どうしたら、『彼なんか獲得したくない』と言えるんだい?」という、意味深なコメントを残したことを大々的に伝えた。

 イタリア有力紙の報道は、メッシの母国アルゼンチンでも驚きを持って伝えられている。

 24日、アルゼンチン紙『LA NACION』は「あのリオネル・メッシがインテルに!?」と見出しを打った記事で、「C・ロナウドの獲得でイタリアのサッカーは変わった。しかし、彼らはそれだけでは満足していないようだ。ついにはメッシを獲得しようというのだ」と、前述の詳報をまじえて綴っている。

 もっとも、この移籍が実現する可能性は極端に低いと言える。メッシは昨年11月にバルサと2021年6月までの新契約を結び、その違約金は7億ユーロ(約910億円)に設定されているからだ。

 しかし、ユーベのC・ロナウド獲得で、例年以上にイタリアの移籍市場が活気づいているのは、紛れもない事実。それだけに、インテルが巨額の資金を投じる可能性はないわけではないが……。
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