宇佐美貴史の値札は4億円か。積極補強中のフォルトゥナだが「タカの獲得はまだ諦めていない」

2018年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

1部開幕戦でフォルトゥナとアウクスブルクが対戦!

いまだ去就が定まっていない宇佐美。昨シーズン終了時にはフォルトゥナへの完全移籍を希望していたが、結末はどうなるか。(C)Getty Images

 日本代表MF、宇佐美貴史の活躍の場はどこになるのか。
 
 2017-18シーズンは所属元のアウクスブルクから2部フォルトゥナ・デュッセルドルフへ期限付き移籍。年明けに日本代表の僚友・原口元気が加入するのとタイミングを同じくして調子をグングンと上げ、ゴールにアシストにと奮迅の働きを見せた。チームを6年ぶりの1部昇格に導いた立役者のひとりとなったのだ。
 
 フォルトゥナ側はアウクスグルクに買い取りの意思を早々に伝えたが、お世辞にも資金が潤沢とは言えず、交渉は不調に終わってしまう。原口のヘルタ・ベルリンからの獲得も果たせず、日本人アタッカーはハノーファー96に入団。ブンデスリーガ1部での"日本人両翼スタメン"の夢は露と消えた。
 

 
 しかしながら、デュッセルドルフの地元紙『Rheinische Post』によると、宇佐美に関する交渉はまだ続いているという。すでに今夏、9人の新戦力を獲得と積極補強を展開中のフォルトゥナ。7月23日にはベルギーU-21代表の右サイドアタッカー、ドディ・ルケバキオをワトフォードからローン契約で釣り上げた。夏のオペレーションはほぼ終了と思われたが、クラブのロベルト・シェーファーCEOは詰めのプランをこう明かしたのだ。
 
「我々はまだアウクスブルクとの対話を続けている。まったく諦めてはいない。タカがフォルトゥナでプレーするのは我々すべてにとってベストなことだと信じているし、そうした熱意はアウクスブルク側にも伝えてある」
 
 そして、「あとはタカとセンターバックの即戦力がひとり必要だ」と言い切った。
 
 同様にシェーファーCEOのコメントを紹介した全国紙『Express』は、宇佐美の移籍金について言及。「フォルトゥナは150万ユーロ(約1億9500万円)で打診したが、アウクスブルクはその倍額(300万ユーロ=約3億9000万円)を要求しているようだ」と報じている。
 
 はたして日本の至宝はどのクラブで新シーズンを戦うのだろうか。ドイツは8月19日にDFBカップ1回戦が行なわれ、リーグ戦の開幕は同25日に設定されている。なんと第1節ではそのフォルトゥナとアウクスブルクの両雄が対戦! 宇佐美はどちらでプレーするにしても、いきなり古巣と対峙することになるのだ。
 
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