アンデルレヒトが森岡亮太を放出か。地元紙は「今週末が最後のアピールチャンス」と報じる

2018年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

不調のチームに首脳部が方向転換を示唆

アンデルレヒトでの去就が取り沙汰されている森岡。昨シーズン終盤のプレーオフでは攻撃の核として大いに存在を示したが……。(C)Getty Images

ベルギー・アンデルレヒトに所属する日本代表MF森岡亮太に移籍の可能性が浮上だ。
 
 地元紙『Le Soir』が伝えたのは、アンデルレヒトが計画する大幅な人員刷新。新シーズンの開幕を7月28日に控え、チームの調子は一向に上がっておらず、しびれを切らした首脳陣が強化の方向転換を模索しているという。同紙によると昨シーズンのレギュラーも放出候補に挙がっており、そこには森岡も含まれる。プレシーズンのテストマッチでは精彩を欠いており、「モリオカはハイン・ヴァンハーゼブルック監督の信頼を得ていない。チーム内でのポジションを確保するために、実力を証明しなければならない」と論じた。
 
 チームの主軸であるベルギー代表MFレアンデル・デンドンガーとポーランド代表FWウカシュ・テオドルチクはともにロシア・ワールドカップにエントリーし、国外クラブへのステップアップ移籍が濃厚。森岡はイバン・オブラドビッチ、アンディ・ナヤル、エムポジ・カラら(いずれもDF)らとともに正念場を迎えているとされ、同紙は「今週末にアンデルレヒトはウェステルロー(オランダ)、レンヌ(フランス)と最後のテストマッチを行なう。モリオカがどちらの試合に出るかは分からないが、重要なラストアピールの場となるのは間違いない」と記した。

 
 1年前の夏にワースラント=ベベレンに入団した森岡は、ベルギー1部のシーズン前半戦で24試合に出場して7ゴール・11アシストと大暴れ。冬にアンデルレヒトへ鳴り物入りで移籍すると、ナンバー10を背負い、後半戦とプレーオフで16試合に出場して6得点・4アシストと期待に応えた。指揮官の厚い信頼を得ていたはずだったが……。
 
 クラブはチームの若返りを模索しているようで、近未来の主役候補が揃う下部組織からの昇格選手を増やし、チャンスを与えるのではないかとも言われている。
 
 はたして森岡のアンデルレヒトでの挑戦は半年で終わりを告げるのか。同紙は「現時点で(森岡の)具体的な移籍先などは明らかになっていない」としている。
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